
犬の肉球がイソギンチャクみたいになってるけど
大丈夫かな?



自然現象だからあまり心配しなくて大丈夫!
原因や自宅でできるケア方法を解説していくね
この記事でわかること
- イソギンチャク化した肉球の解説
- 肉球のケア方法とおすすめクリーム
この記事を読めば、肉球のイソギンチャク化の原因がわかり、正しい改善や予防方法で肉球を守れるようになります。ぜひ最後まで読んでくださいね!
※本記事は筆者の体験と信頼できる情報源を参考にして執筆しています。
また、掲載商品の内容や金額は、2025年6月時点の調査結果に基づいています。
犬の肉球のイソギンチャク化の正体


ガサガサで毛羽立ったワンコの肉球。
もし、イソギンチャクのようになっていたら、それって「角化亢進症」かもしれません。
角化亢進症について解説していきますね。
- 角化亢進症とは?犬は痛みを感じているの?
- イソギンチャクになる原因
- 放置するとどうなる?3つのリスク
角化亢進症とは?犬は痛みを感じているの?
角化亢進症とは肉球の角質が異常に厚くなり、ゴツゴツと硬くなる状態のこと。
人間でいうところの「ガチガチなかかと」の状態です。
さらに角質が厚くなり続けると、繊維状に裂けていき、まるでイソギンチャクのような形状になることが多いです。
角化亢進症の画像


うちのワンコのイソギンチャクは、こんな感じ。
肉球が白っぽくなって、イソギンチャク化していますね。
犬は痛みを感じている?
上記の画像くらいのイソギンチャクでしたら、痛みはありません。
角質がポロポロと剥がれ落ちることもありますが、無痛です。
動物病院でも「角質が厚くなっているだけで痛みはないよ!」と言われました。
ただし、カサカサがひどくなり、肉球がパックリ割れて、血がにじむようになったら、話は別です。
痛みや感染症のリスクがあるため、対処する必要があります。
イソギンチャクになる原因
大きな原因は以下の3つです。
加齢
最大の原因は加齢です。
年齢とともに皮ふの新陳代謝が低下し、角質がたまりやすくなります。



うちのワンコは9歳ごろから、カサカサが目立ち、イソギンチャク化が始まったよ
外部刺激
以下のような外部からの刺激も原因になります。
- 硬い地面やアスファルト
- 冬場の乾燥
- 夏場の熱い地面



上記は、肉球に負担をかけ、角化亢進を進めるよ!
遺伝
遺伝的に角化亢進症になりやすい犬もいます。
- 大型犬
- ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、ブルドッグなど
放置するとどうなる?3つのリスク
基本的に心配はない
角化亢進症は加齢に伴う自然現象。
軽度なら心配しなくても大丈夫です。



だけど、放置によって次のようなリスクもあるから覚えておこうね!
放置した場合のリスク
- 出血・感染症の可能性
- 痛みで歩くのを嫌がる
- 肉球の変形で、歩くことが困難になる
【チェックリスト】こんなときは要注意!
以下のようなときは、早めに対処しましょう。
- 肉球が硬く変形している
- ひび割れが深い
- 歩くのを嫌がる、歩き方がおかしい



シニア犬や大型犬など、角化亢進症になりやすい犬は、小まめにチェック!
イソギンチャクになった肉球のケア
完全にもとのプニプニ肉球に戻せませんが、適切なケアでしっとりさせ、ガチガチ状態への進行を抑えられます。
以下について解説していくのでケアの参考にしてください。
- カサカサ・ひび割れのケアとNG行為
- おすすめの肉球クリーム3選と選び方
- どうしても治らない場合は専門ケア
- 予防するための3つの習慣
カサカサ・ひび割れのケアとNG行為
基本的なケア3つとNGなケアについて解説していきます。
ケア1:肉球の状態を定期的に確認
お散歩後やお昼寝中に肉球をチェックしましょう。
定期的にチェックすることで、いち早く発見でき、悪化する前にケアを始められます。
ケア2:水にぬれた後は保湿ケア
とくにシャンプー後は、保湿ケアのチャンスです。
- 肉球をしっかり乾かす
- 浸透力の高い肉球クリームを塗る
- 軽くマッサージする
で、しっとりやわらかく仕上がります。
肉球クリームをマッサージしながら塗ると、余分な角質をポロポロと落とせますよ。
ケア3:適切な肉球クリームを使用
以下の4タイプから、ワンコに合ったものを選びましょう。
タイプ | 特徴 |
---|---|
クリーム | 保湿バリアを作り、乾燥を防ぐ |
ジェル | 浸透力が高く、滑りにくい |
バーム | 濃厚で保護力が強く、外部刺激を防ぐ |
ローション | 軽い使用感で、日常的なこまめなケアに最適 |
切る・削るは絶対NG!
肉球を切ったり削ったりするのは、加減が難しく、とても危険です。
- 肉球を傷つけるリスク
- ひび割れが悪化する可能性



肉球が変形してしまって歩行困難になってしまっていたら、専門家に相談しよう!
おすすめの肉球クリーム3選と選び方
肉球クリーム選びは、意外と難しいものです。
口コミ評価は高くても「うちのワンコには合わないな…」という商品も少なくありません。
今回は、実際に使ってみて「これはいい!」と思えた商品と、選ぶ際のポイントを紹介します。
肉球クリームを選ぶコツ
以下の3つは外せません!必ずチェックしましょう。
浸透力が高く、保湿力が続くもの
乾燥した肉球にもスッとしみ込む浸透力の高いものを選びましょう。
獣医師推奨の製品なら、なお安心です。
塗りやすく、滑りにくいもの
関節に負担をかけないために、滑りにくいものが理想です。
シニア犬はとくに重要!
口コミで使用感を確認
犬がなめたり、滑ったりするクリームは、せっかく買っても使い続けることはできません。
そのあたりを実際の使用者の声でしっかり確認してくださいね。
続いて、おすすめ商品を紹介していきます。
「パナズー パウケアクリーム」の特徴と口コミ


特徴


植物成分が原料のジェル。
スッと浸透し、肉球をしっとりさせます。
口コミ(私の体験談)
口コミの評価が高かったので、1年前から使用しています。
1日2回のお散歩後、足を拭いたあとに塗っています。
浸透力が高く、塗るとすぐに肉球がやわらかくなるのがうれしいですね。
なめたりせず、フローリングで滑りにくいところもグッドです。
ただ、保湿が長続きしないため、大きなひび割れやひどいカサカサには向いてません。
チョコッとしたお手入れにピッタリです。




量と価格
- 内容量:60g入り
- 価格:1,827円(税込)
チェックしてみる
「FUREAi(ふれあい)肉球ジェル」の特徴と口コミ


特徴


18種類の濃密保湿成分配合のジェル。
浸透力、保湿力が高く、肉球をプニプニさせます。
口コミ(私の体験談)
散歩仲間から「コレいい感じだよ。使ってみて!」とサンプルをもらいました。
テクスチャーは、パナズーと似ているので「使用感も同じだろう」と思っていたのですが、伸びと保湿力の持続性がFUREAiの方が高かったです。
パナズーはオイル無添加なのですが、FUREAiには数種類のオイルが含まれています。その分、伸びや保湿の持続性が高いのかもしれませんね。
とはいえ、なめたり、滑ったりもしません。油分の配合量は最適です。




パナズーとFUREAiの比較
両者の使用感を比較すると、次のような感じです。
- パナズー:たっぷり塗る→しっとり感は約2時間
- FUREAi:普通量でも→しっとり感は約3時間
量と価格
- 内容量:30ml入り
- 価格:4,380円(税込)(定期便2,310円、初回1,980円)
公式サイトから購入すると、初回だけは1,980円になるようです。
定期しばりもないので、まずは1個だけ試してみるのもアリかなと思います。
「ビオシス パウクリーム」の特徴と口コミ


出典:Amazon
特徴
セラミド、スクワラン配合で保湿力に優れた肉球クリーム。
浸透力が高いため、滑りにくくサラサラに仕上がります。
口コミ(私の体験談)
時々お世話になっているペットサロンのトリマーに教えてもらいました。
いつもこのクリームを塗ってもらって、ツヤツヤな肉球で帰ってきます。
ただ、クリームなので油分はやや多め。
滑らないように、シャンプー後のキレイな肉球にしっかり塗り込む必要があります。
量と価格
- 内容量:10g入り
- 価格:1,650円(税込)
チェックしてみるAmazon/楽天市場
どうしても治らない場合は専門ケア
自宅でのケアで改善しない場合は、動物病院で診てもらうのも1つの手です。
痛そうにしていたり、歩きにくそうにしていたりしたら、早めに受診しましょう。
動物病院での主なケア
- 薬用シャンプー・保湿剤の処方
- 角質をやわらかくする外用薬の使用
- 重症の場合は外科的処置
予防するための3つの習慣
一度イソギンチャクになってしまったら、完全なつやピカ肉球への回復は困難です。
日常のちょっとしたケアで予防しましょう。
肉球の保湿を習慣に
乾燥は角質化を進めるので、とにもかくにも保湿!
お散歩のあとや寝る前の保湿を習慣化させると良いでしょう。
散歩環境に注意
アスファルトやコンクリートなどの硬い地面は避け、土や芝生の上を選びましょう。
肉球への負担を軽減できますよ。
季節に応じたケア
夏:地面が冷えている早朝や夕方に散歩。水浴びのあとの保湿も忘れずに!
冬:乾燥の時期なので保湿クリームはたっぷり目。室内の湿度も要チェック。
まとめ:イソギンチャク化した犬の肉球は小まめに保湿!
犬の肉球のイソギンチャク化について解説しました。
あらためて、まとめると以下のとおり。
角化亢進症は、適切なケアで進行を防ぐことができます。
日々の観察とちょっとしたケアを習慣にして、ワンコの快適な毎日を維持しましょう!