「うちのワンコ、お風呂が苦手で毎回大騒ぎ。嫌がられずに上手に洗いたいけど、よくわからない…」
こんなお悩み、ありませんか?
犬のお風呂は、汚れを落とすだけでなく、健康を守る大切なケア。
でも、間違った方法で洗ってしまうと、皮ふトラブルやニオイの原因になることも。
この記事では、犬のお風呂の基本から、準備や洗い方、嫌がられないコツまでをわかりやすく紹介します!
この記事の内容
- お風呂の基本(リスク・温度・頻度)
- お風呂前の準備と注意点
- 洗い方・乾かし方のポイント
- お風呂嫌いを克服するコツ&便利グッズ
犬のお風呂の基本

まずは、知っておきたい「お風呂の基本」から。
- お風呂に入れないとどうなる?
- お風呂の最適な温度と頻度
順番に見ていきましょう。
お風呂に入れないとどうなる?
お風呂にずっと入れないでいると、以下のようなリスクが高まります。
リスク①:皮ふトラブル
赤みやかゆみが出ることがあります。
犬の表皮は人間の約1/3と薄く、とてもデリケート。汚れが蓄積すると肌トラブルを起こしやすくなります。
リスク②:毛玉・もつれ
汚れや抜け毛がたまると、毛が絡まりやすくなり、毛玉に。
放置すると、ガチガチに固まって皮ふも引っ張られ、ワンコの不快感が増します。
リスク③:寄生虫の繁殖
ノミやダニが毛の奥で繁殖する恐れも。
皮ふトラブルだけでなく、人間や他のペットにもうつる可能性もあり、要注意です!
リスク④:ニオイの悪化
皮脂や汚れが酸化すると、いわゆる「犬臭さ」が発生。
家の中にもニオイが充満し、不快な感じマシマシです。
リスク⑤:病気の見逃し
皮ふの異常やできものに気づきにくくなります。
お風呂は健康チェックの絶好のチャンスでもあるんです。
※リスクの対処法は、別記事「犬がお風呂に入らないとどうなる?リスクを回避する7つの方法」でくわしく解説しています。
お風呂の最適な頻度と温度
頻度:月1〜2回が目安
犬の体質や生活スタイルによって、適切な頻度は異なります。
| 項目 | 月1回が目安 | 月2回が目安 |
|---|---|---|
| 皮脂の量 | 少なめ | 多め |
| 被毛 | 短毛・少なめ | 長毛・多め |
| 年齢 | 子犬・シニア | 成犬 |
| 活動量 | 少なめ | 多め |
※くわしくは「犬のお風呂の頻度は?最適な回数に調整する方法」をご覧ください。
温度:犬の体温に合わせて
犬の体温は37.5〜39℃。人間よりやや高めです。以下を目安に調整を。
| 状況 | 温度の目安 |
|---|---|
| 小型犬 | やや高め |
| 大型犬 | やや低め |
| 子犬・シニア | 低めにやさしく |
| 夏 | 通常より1〜2℃低め |
| 冬 | 通常より0.5〜1℃高め |
うずわが家の大型シニア犬は、37℃で気持ちよさそうにしているよ!
※温度の調整については「犬のお風呂の最適温度は?大きさ、年齢、季節に合わせてストレス軽減」も参考にしてください。
お風呂前の準備と注意点


スムーズにお風呂タイムを進めるには、事前準備が大切です。
- 手際よく洗うための準備
- お風呂中の注意点
- 犬が感じる5つのお風呂ストレス
手際よく洗うための準備
① ブラッシングをする
抜け毛や毛玉があると、シャンプー剤が地肌に届きません。
ピンブラシやスリッカーでフワフワにほぐしておきましょう。
② タオル・ドライヤーを準備
乾かし作業に必要なものは、あらかじめ浴室の近くに。
出てすぐ乾かせると、ぬれるのが苦手なワンコのストレスも減ります。
③ 安全対策をする
- 滑り止めマットを敷く
- 浴室や洗面所のドアは必ず閉める(脱走&ケガ防止)
お風呂中の注意点
鼻・耳・目に水が入らないように
顔まわりを洗うときは、鼻先を上に向けて水が入らないように。
耳は、上からそっと指で押さえましょう。
人間用シャンプーは使わない
犬の皮ふはpHバランスが違うため、人間用は刺激が強すぎます。
必ず犬専用のシャンプーを使いましょう。
怒らないこと
お風呂中に叱られると、「お風呂=怖い場所」と記憶してしまいます。
落ち着いて、やさしく接してあげてくださいね。
犬が感じる5つのお風呂ストレス
ワンコが嫌がる理由は、実はこんなにたくさん。
- シャワーの音や水圧が怖い
- ドライヤーの音や熱風が苦手
- ぬれる&滑る感覚が不快
- 長時間ジッとしているのがイヤ
- 以前のお風呂で嫌な思い出がある
思い当たること、ありましたか?
ワンコが大のお風呂嫌いになる前に、ストレスの原因を早めに取り除いてあげましょう。
※ストレス解消のヒントは「【解消】犬のお風呂のストレス原因5つとおすすめ便利グッズ」で紹介しています。
犬のお風呂の入れ方ガイド


ここからは、犬のお風呂の入れ方について、実践的な手順を紹介します。
大事なポイントがたくさんあるので、ぜひじっくり読んでみてくださいね。
- 洗い方【手順で解説】
- 乾かし方【手順で解説】
- お風呂後のケア【さらにキレイに】
洗い方【手順で解説】
体全体をぬるま湯でユックリぬらしていきます。
泡立ちをよくするために、毛の根元までしっかりお湯を染み込ませるのがコツ。
ぬらす順番
① 足元から慣らす → ② 頭の後ろ → ③ 首の後ろ → ④ 胸 → ⑤ 背中 → ⑥ 胴体 → ⑦ しっぽ → ⑧ 後ろ足 → ⑨ 前足 → ⑩ 顔まわり
ポイント
シャワーヘッドはできるだけ体に近づけて当てましょう。
遠くから当てると、水の刺激や音が大きくなって、犬にとってストレスになります。
よく泡立てたシャンプーを使って、②~⑩の順番で洗っていきます。
部位ごとの洗い方
- 胴体全体:手のひらや指の腹でやさしくもみ洗い
- 肛門まわり:しっぽをよけ、泡をたっぷり使って丁寧に
- 足まわり:指の間や肉球も忘れずに、泡を追加して洗う
- 顔:目や耳に入らないように注意しながら、指先でやさしく
ポイント
汚れ具合に応じて、1回~3回洗ってOK。
洗うごとに泡の濃度を濃くしていくと、よりしっかり汚れが落ちます。
ぬるま湯で、泡をしっかりと2回すすぎます。
順番は① 顔 → ② 胴体 → ③ 足まわり。
各部位のすすぎ方
- 顔:泡を手で取ってから、弱めの流水で顔を半分ずつ洗う
- 目まわり:手のひらにためたお湯でそっと洗い流す
- 胴体:シャワーを手に受けて、毛の奥までお湯を届ける
- 脇の下・足の付け根・指の間:流し残しがないように丁寧に
ポイント
毛が「キュッキュッ」とするまでしっかりすすぐのが目安。
胸元は下からシャワーを当てると洗い残しがなくなります。
洗い桶に薄めたコンディショナー液を用意し、顔以外の全身にかけてなじませます。
スポンジを使ってかけてもOK。その後、しっかり洗い流しましょう。
ポイント
コンディショナーも流し残しがないように注意を。
仕上げに、もう一度顔をすすいでおくとバッチリです。
すすぎが終わったら、毛の水分をしっかりと手で絞りましょう。
ポイント
手のひらで背中から足先へ、お尻からしっぽの先端へと滑らせると、水が効率よく切れます。
乾かし方【手順で解説】
浴槽や浴室内で、そのままタオルドライをスタート。
まず顔をやさしく拭き、続いて体全体の水分を押さえるようにして吸い取ります。
ポイント
体を洗ったあとはテンションが上がって走り回るワンコが多いので、タオルドライはその場で。
タオルはあらかじめ浴室に用意しておくと慌てませんよ。
基本は「低温&短時間」。ドライヤーの風を遠くから当てて、毛の根元までしっかり乾かしましょう。
ポイント
全身を一気に乾かすよりも、部分ごとに集中して乾かしていくほうが早いです。
スリッカーブラシで毛を逆立てながら乾かすと、時短&ふんわり仕上がります。
※くわしい乾かし方は「シャンプー後の犬の乾かし方【便利グッズあり】」をご覧ください。
さらにキレイに!お風呂後ケア
せっかくお風呂に入れたなら、ついでに「肉球」と「目もと」もケアしておくのがおすすめ。
湿気を含んだお風呂上がりは、ケアの効果も高まります。
肉球ケア
水気を拭き取った肉球に、たっぷりめにクリームを塗ってあげましょう。
キレイになったあとは、浸透力もアップ。マッサージしながら塗り込むと、しっとり感が長持ちしますよ。
※くわしいケア方法は「イソギンチャクに?犬のカサカサ肉球の正しいケア方法【おすすめクリーム3選】」でご紹介しています。
涙やけケア
目の下の茶色い汚れは「涙やけ」と呼ばれるもの。
大きめのコットンで、毛流れにそってやさしく拭き取りましょう。
涙やけは酸性の汚れなので、重曹入りのクリーナーを使うとより効果的です。
※手作りクリーナーの作り方は「犬の涙やけに活躍!安全な重曹クリーナーの作り方と簡単にできる自宅ケア」をチェックしてみてください。
お風呂嫌い克服のコツと便利アイテム


ワンコがお風呂嫌いだと、洗うどころか入れるだけでもひと苦労。
そんなときは、まず「お風呂嫌いの克服」が先決です!
ここでは、
- お風呂を好きにさせるコツ
- お風呂の手際がよくなる便利グッズ6選
- 子犬・シニア犬に配慮した入れ方
についてご紹介していきます。
お風呂を好きにさせるには?
まずは「お風呂=いいことがある場所」と思わせることが大切。
犬の脳にポジティブな印象をインプットするため、以下の4つを試してみてください。
ごほうびで終了
「お風呂のあとにいいことがあった!」という経験を積ませましょう。
すぐに効果が出やすく、習慣化にも◎。
おすすめのごほうび(タイプ別):
- 食いしん坊さん → おやつ
- 活発なワンコ → お散歩・運動
- 甘えん坊さん → おもちゃ遊び(一緒に)
ポイントは「お風呂のすぐあと」に与えること。タイミングがカギです。
やさしい声がけをする
飼い主さんの落ち着いた声は、犬にとって安心材料。
お風呂の間は、やさしく語りかけるように声をかけましょう。
「大丈夫だよ」「えらいね〜」など、静かにささやく感じで。
短時間でサッと済ませる
最初はとにかく手早く!
悪いイメージを持たせないよう、シンプルなお湯洗いからスタートするのもアリです。



うちのワンコは、お湯洗いで少しずつ慣れて、いまではシャンプーもOKに!
※お湯だけで洗う方法は「【簡単】犬をお湯だけでシャンプーする方法【便利グッズあり】」でくわしく紹介しています。
便利グッズを使う
グッズの力で時短&ストレス軽減!
手際がよくなると、ワンコの負担もぐっと減ります。
「苦手」が「苦じゃない」に変わる第一歩として、活用をおすすめします。
くわしいアイテムは次のパートで紹介しますね。
とにかく慣れさせる
これが一番重要かも!
犬は「いつもと違う」「慣れていないこと」が大の苦手。
まずはお風呂に慣れてもらうことから始めましょう。
慣れるためのポイント:
- 子犬のうちからお風呂の経験を
- 間隔をあけすぎず、定期的に入れる
- 慣れるまでは短時間で終了!



うちのワンコは、この3つでずいぶんお風呂嫌いがマシになったよ!
とにかく「続けること」が大事!
※お風呂好きにさせるコツをくわしく知りたい方は「お風呂好きにさせる記事」を参考にしてください。
手際アップ!6つのお風呂グッズ
お風呂をもっとスムーズにしたい方へ。
わが家で役立った便利グッズを6つご紹介します。
ペット初心者さんにもおすすめ!
泡立てネット・泡ポンプボトル
シャンプーを簡単に泡立てるアイテム。
泡で洗うと、肌にもやさしく、汚れも落ちやすくなります。
- 泡立てネットは、目が細かくやわらかいものを
- 泡ポンプボトルは、丈夫でしっかりしたタイプを選んで



うちは100均の泡立てネットを愛用中。意外とあなどれないよ!
※おすすめの100均グッズは「【画像アリ】100均で見つけた犬用バスタブ5選【代用品】」でまとめています。
ペット用シャワーヘッド
犬専用に設計されたシャワーヘッドは、洗いやすさ・時短・汚れ落ちが段違い!
主なタイプと特徴:
- マイクロバブルタイプ → 肌にやさしく高洗浄
- シャンプー泡が出るタイプ → 泡立ていらずで時短
- 一般的なペット用 → 洗いやすい構造で効率UP
ちょっと高価ですが、目的に合ったものを選べばお風呂効率がグンとアップ。



うちは皮ふの弱い愛犬用にマイクロバブルタイプを選んだよ!
※ 使用レビューはこちら
「【実体験】ミラブルで犬ケア革命!マイクロバブルの効果とデメリット」
※犬用シャワーヘッドの選び方は「7年使用!犬用シャワーヘッドの種類と効果を解説【おすすめ6選あり】」を参考にしてください。
滑り止めマット
お風呂場で足が滑ると、ワンコはびっくりしてパニックに。
滑らないマットで足元を安定させると、落ち着いて洗えます。
- クッション性がある
- 水抜き穴がある
この2点をチェック!
小型犬ならシンク用のマット(100均)でも代用できますよ。
吸水速乾タオル
ゴシゴシしなくても水分をスーッと吸ってくれるタオル。
ドライヤー時間がグッと短くなります。
長毛種・ダブルコートの犬にとくにおすすめ。
口コミで「吸水性・耐久性・持続力」をチェックしましょう。
うちで使ってるのはコレ
A.P.D.C. 猫用プロフェッショナル マイクロファイバータオル (Amazon)
キャットサロン推奨で購入。吸水性バツグンです。
ドライヤースタンド
ドライヤーを固定できる便利アイテム。
両手が使えるので、ワンコを支えながらスムーズに乾かせます。
「高さ・角度調整」「安定性」があるタイプを選びましょう。
うちはコレを使ってます
ヘアドライヤー スタンド ホルダー(Amazon)
※もっと便利グッズを知りたい方は「【15選】犬のシャンプーは便利グッズでラクラク効率化【愛用品紹介】」をご覧ください。
犬用低刺激シャンプー
敏感肌の犬には、犬用シャンプーの中でもよりマイルドなタイプを選びましょう。
皮ふトラブルを防ぎながら、やさしく洗えます。
選ぶときのチェックポイント:
- やさしい界面活性剤使用
- 保湿成分配合
- 化学的な添加物不使用
おすすめシャンプーは「【失敗ゼロ】犬の低刺激シャンプーの選び方とおすすめ7選」で紹介しています。
便利グッズを使っても大変なときは?
便利グッズをそろえても、シャンプー中やお風呂後に大暴れ…そんなワンコもいますよね。
そういう場合は、まず「基本的な対策」から。
根本原因に合った対応をしないと、どんな道具もいかせません。
- お風呂への過剰反応
- 防衛本能が刺激されている
など、理由によって対処法は異なります。
※具体的な対策は「【解決】犬がシャンプー中やお風呂後に暴れるのを止める7つの対策」で解説しています。
子犬・シニア犬のお風呂の入れ方と配慮ポイント
子犬やシニア犬は、体温調整が苦手で体力も少なめ。
だからこそ、お風呂は「やさしく・手早く・安全に」が鉄則です。
ここでは、それぞれの年代に合わせた入れ方と注意点を紹介します。
子犬の場合
子犬のお風呂デビューは、できるだけ負担をかけずに。
次のポイントを押さえておきましょう。
お湯の温度は体温より少し低め
36〜37度くらいが目安。ぬるめに感じるくらいがちょうどいいです。
生後3か月以降が目安
免疫力がまだ不十分な時期。基本はワクチンがすべて完了してから。
しっかり乾かす
ぬれたままだと体が冷えてしまいます。冬場は必ず暖かい部屋で乾かしましょう。
短時間でサッと終わらせる
最初は5分ほどでOK。なるべく短い時間で終わるように頑張ってくださいね。
嫌な思い出にしない
子犬は「初めての経験」をよく覚えています。
終わったあとはおやつや遊びで、ごほうびタイムをつくってあげましょう。
※子犬の入れ方をもっと知りたい方は「【超簡単】子犬のお風呂の正しい入れ方【お風呂嫌いを防ぐコツも】」も参考にしてみてください。
シニア犬の場合
年を重ねたワンコには、年齢に合った配慮が必要です。
以下のポイントを意識してみてください。
お湯の温度はぬるめに
体温より1度ほど低い温度(約37度前後)を目安に。
熱すぎると体力を消耗してしまいます。
※体温の測り方や温度の目安はこちら
「犬のお風呂の最適温度は?大きさ、年齢、季節に合わせてストレス軽減」
関節や体力にやさしく
足腰や心肺機能が弱っている犬も多いので、洗い時間は短めに。
滑らない環境をつくる
お風呂場では滑り止めマットを敷いて、安全を確保しましょう。
無理は禁物!
真夏や真冬、疲れている日などは無理をせず、部分洗いやシャンプータオル、ドライシャンプーで代用を。
まとめ:正しいお風呂の入れ方で、犬のストレスをぐっと減らそう!
今回は、犬のお風呂の入れ方について詳しくご紹介しました。
もう一度ポイントをおさらいすると:
お風呂は、清潔を保つだけでなく、健康管理にも欠かせない大切なケア。
愛犬にとってストレスの少ないお風呂時間をつくることで、信頼関係も深まります。
お風呂が「イヤな時間」ではなく「ちょっと楽しい時間」になれば、きっと飼い主さんにとっても、かけがえのないひとときになるはずです!









