犬がお風呂やお風呂の後に暴れるのはなぜ?
効果的な対策が知りたいな…
暴れる理由は、刺激への過剰反応や防衛反応などさまざまあるよ!
初心者でもできる対策を紹介していくね!
この記事でわかること
- お風呂で暴れる理由と対策
- お風呂の後に暴れる理由と対策
この記事を読めば、犬がお風呂で暴れる理由や対策がわかります。犬にストレスを与えずおとなしくさせられるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
※本記事は信頼性の高い情報と私の経験をもとに執筆しています。
犬がお風呂で暴れる!
「犬がお風呂のとき暴れて困る…」そう悩んでいる飼い主は多いのではないでしょうか。
「暴れる」にもいろいろなパターンがあり、
- 興奮して走りまわる
- お風呂から逃げまわる
- 威嚇する・かむ
など多様ですよね。
このパートでは、
- 暴れる理由
- 暴れないための対策
など、お風呂で暴れちゃうワンコについて解説していきます!
暴れる理由は過剰反応か防衛反応
ワンコが暴れるパターンは、
- 興奮して走りまわる
- お風呂から逃げまわる
- 威嚇する・かむ
の3つに分けられますが、暴れる理由はそれぞれ違います。
興奮して走りまわる
弾丸のように走りまくるパターンで、甘がみしてくることもあります。
暴れる理由は、新しい刺激や環境に対しての過剰反応。
刺激に対し興奮しすぎて、コントロールできなくなっている状態です。
この興奮は、ストレスからではなく、楽しさや驚きによって引き起こされることがほとんどです。
子犬の初めてのシャンプーでも起こりがちなパターンだね!
お風呂から逃げまわる
お風呂に入れられる!と察知したとたん逃げまくるパターンです。
暴れる理由は、お風呂の嫌な経験からの恐怖心。
お風呂への緊張や不安から自分を守るための行動(※)です。
「嫌だよ、やめてよ」と言っている逃避的防衛反応だよ
犬がお風呂を嫌がる理由は?
慣れていない、ぬれる、拘束される、ドライヤーが苦痛など、犬によってさまざまな理由が考えられます。
犬がお風呂を嫌がっているとき、一番やってはいけないのは「強引にお風呂に入れ続ける」こと。
深刻なお風呂嫌いになってしまいます。
犬がお風呂を嫌がる原因を探り、ストレスのないシャンプー方法に切り替えていきましょう。
ストレスを減らすシャンプー方法は、犬のお風呂のストレス原因5つとおすすめグッズの記事を参考にしてみてください。
威嚇する・かむ
うなったり、ほえたりして威嚇するパターンです。
歯をむく・かむといった行動がともなうことも。
暴れる理由は、お風呂の嫌な経験からの恐怖心。
お風呂への恐怖や不安から自分を守るための行動(※)です。
「とても嫌だよ、本当にやめてよ!」と言っている攻撃的防衛反応だよ
興奮レベルに合わせた3つの対策
対策は、犬の暴れるときの興奮レベルに応じておこないます。
犬の興奮レベルが高いほど対策が難しくなるため、場合によっては専門家の手を借りることも必要です。
暴れ方 | 興奮レベル | 対策難易度 |
---|---|---|
興奮して 走りまわる | 中 | 初心者でもOK |
お風呂から 逃げまわる | 高い | 時間をかけて対策 |
威嚇する かむ | とても高い | プロの手を借りるのが吉 |
各暴れ方の興奮レベルに合わせた対策を順番に紹介していきます。
対策の難易度を1~3で表示しているので、まずは、すぐにできる難易度1からトライしてみてください。
「興奮して走りまわる」への対策
対策の基本は「興奮を未然に防ぐ」ことです。
興奮すると、飼い主の指示が聞こえなくなり、制御が難しくなるからです。
犬のテンションが上がり過ぎないような工夫をしましょう。
お風呂の前にエネルギーを消耗させます。
「ゆっくり時間をかけた散歩」と、「オスワリ、フセ、マテなどかんたんなトレーニングを1分」ほど。
このとき、飼い主は冷静な態度で接し、興奮する遊びや運動は禁止です。
トレーニングはクールダウンに効果的!
お風呂が苦手な犬や興奮しやすい犬は、体をゴシゴシされると興奮が高まりやすいです。
できるだけ短時間で洗い終えましょう。
シャンプー時間を短くするコツは、犬をお湯だけでシャンプーする方法を参考にしてみてください。
洗う時間は、徐々に長くしていけばOK!
走りまわったときの被害を防ぐ準備を。
不必要な部屋のドアは閉めておき、倒れそうなものは移動させておきます。
「お風呂から逃げまわる」への対策
ワンコの恐怖心を取り除くアプローチが必要です。
「お風呂=逃げる」のパターンが、やがて「お風呂=攻撃する」になる可能性もあるので、早めに対策しましょう。
普段からドアを開けておき、他の部屋との境界をなくす工夫を。
お風呂場で遊んだり、おやつを食べたりして、リラックスできる場にしましょう。
お風呂場で「おやつ探しごっこ」がおすすめ!
自分から遊びに行くようになるよ
「興奮して走りまわる」ときの対策と同じ。
しっかり運動をして、エネルギーを減らしておくのがポイント。
リードと滑り止めマットを使用し、手早く洗います。
犬は動くほど興奮し防衛反応が強くなっていくため、リードで行動を制限し、マットで犬の足元を落ち着かせます。
短時間で洗うコツは、犬をお湯だけでシャンプーする方法を読んでみてください。
散歩後、リードをつけたままお風呂に直行するといいよ!
お風呂あがりに食べるおやつを用意。
「お風呂=良いことがある」のイメージ作りに効果あり。
うちはお風呂用に大きなガムを用意
お風呂好感度がアップしたよ!
「威嚇する・かむ」への対策
恐怖心がマックスとなり、自分を守るために必死になっている状態です。
もしくは、嫌なことにに対し「かむことで回避」がクセになってる場合も。
どちらにしても、叱ったりせず、慎重に恐怖心を取り除いてあげましょう。
普段からお風呂場で遊んだり、おやつを食べたりしてくつろぎの場にしましょう。
毎日のブラッシングもお風呂場で。
やさしく声をかけながら、なでるようにブラッシング!
お風呂の前にリラックスした状態で散歩をし、そのままトレーニング。
オスワリ、フセ、マテなどのトレーニングを5分ほどおこない、犬にコントロール状態であることを認識させておきましょう。
過度なストレスをかけないようにして、コマンドに従えたら静かにほめてあげようね!
シャンプーは、リードをつけておこないます。
シャンプー中、威嚇してきても叱ったりはせず、淡々と洗うのがポイント。
時間をかけるほど犬のストレスが増し、攻撃性が悪化するので、必ず短時間で終わらせます。
手早く洗う方法は、犬をお湯だけでシャンプーする方法をご覧ください。
ワンコが落ち着いた瞬間があったら、間髪入れずにほめてあげよう!
ワンコに攻撃性が見られるようになったら、早い段階でトリマーに預けてみるのもひとつの手。
ワンコの扱いが上手なトリマーに任せた結果、シャンプー嫌いが軽くなったという話は実際に聞きます。
一部の動物病院やペットサロンに、経験豊富で評判の良いトリマーがいたりするので、たずねてみましょう。
愛犬は爪切りが苦手だったんだけど、サロンで2回シャンプーしてもらったら、爪切りを嫌がらないようになったよ!
お風呂上り用のおやつかおもちゃを用意。
おもちゃは、ワンコのお気に入りでリラックスできるものを。
犬がシャンプー後に暴れる!
シャンプー中はおとなしいのに、お風呂場を出たら大暴れ!ということもありますよね。
具体的には、
- 興奮して走りまわる
- タオルに突進・床に体をこすりつける
などなど。
このパートでは、そんなワンコの、
- シャンプー後に暴れる理由
- シャンプー後、暴れないための対策
について解説していきます。
暴れる5つの理由
ドタバタと暴れてしまう背景には、5つの理由が隠されています。
興奮して走りまわる
お風呂から飛び出して走りまわる、ついでに飼い主にもマウンティング!なんていう行動には、以下のような理由があります。
暴れる理由
拘束からの解放 | 解放されてエネルギーを発散している |
体温調整 | 「毛がぬれている=冷えている」と感じるため、体温を上げるために動いている |
水気を振り落とす | ぬれていると動きにくくなるので、走って水分を振り落とそうとしている |
習慣 | お風呂後に走り回ることが習慣化しているため、遊びの延長になっている |
生理的・本能的な理由で、走りまわることが多いんだね
タオルに突進・床に体をこすりつける
お風呂上がりに、タオル・床・じゅうたんなど、あらゆるものに体をこすりつける行動パターンです。
暴れる理由
理由は、「水気を振り落とす」「ニオイの調整」の2つがあります。
とくにニオイの調整。
ワンコはニオイに敏感なので、なじみのないシャンプーのニオイを消そうとして、あらゆるところに体をこすりつけたり走りまわったりします。
うちのワンコもタオルにメチャメチャこすりつけるよ
水分やニオイを取るために頑張ってるんだね!
暴れないようにする4つの対策
お風呂後に暴れるワンコをむやみに叱らないでくださいね。
悪ふざけをしているのではなく、ほとんどが本能的な行動だからです。
以下の対策なら、犬を叱らずに、暴れる行動を半減せることができますよ!
洗う時間を短縮
犬のお風呂の時間は短めにして、リラックスできる雰囲気を大切にしましょう。
拘束時間が長かったり、緊張が強かったりすると、その後の開放感からたくさん走りまわるようになるからです。
低いトーンの声かけも、緊張を弱める効果があるよ!
すぐに乾燥
洗ったあとは、すぐにタオルドライをして、ドライヤーで十分に乾かしましょう。
毛が乾けば、走りまわって水気を振り落としたり、体温を上げたりする必要がなくなります。
寒い季節には、暖かい部屋で乾かしてあげるといいよ!
おもちゃやおやつを用意
お風呂後に走り回るのが習慣になってしまっている場合、その習慣を変えてあげる必要があります。
お風呂から上がったらすぐにおもちゃやおやつを与え、「お風呂のあとは静かなくつろぎタイム」を新しい習慣にしましょう。
かみかみハムハムできるおもちゃがおすすめ!
数枚のタオルを用意
バスタオルを1枚とフェイスタオルを数枚用意しましょう。
ワンコの突進・こすりつけを回避しながら、効率よくタオルドライできます。
床に敷いたバスタオルの上で自由にゴロゴロさせ、その間に、フェイスタオルを使って体を拭いていきます。
タオルを見せるとワンコが飛びついてくるので、フェイスタオルは小さくて吸水性の良いものがおすすめです。
うちは大型犬だけど、大きいバスタオル1枚とフェイスタオル2枚が一番使いやすい!
「爆走すること」が習慣化してしまっている場合は、お風呂場の出口にリードを用意しておきましょう。
お風呂上りにすぐリードをつけて、走りだす前にストップさせます。
やがて、「爆走しないこと」が習慣化してきます。
まとめ:犬がお風呂で暴れる理由に合った対策をしよう!
犬がお風呂で暴れる理由や対策について解説しました。
あらためて、まとめると以下のとおり。
ワンコが暴れる理由を理解し適切に対策することで、バスタイムはストレスの少ない楽しい時間になります。
根気よく時間をかけて、ワンコの変化を待ちましょう!