シャンプー後の犬の乾かし方はどうやるの?
乾かすための便利なグッズも知りたいな…
簡単に上手に乾かす方法を解説するよ!
スムーズに乾かせる便利グッズも紹介するね
この記事でわかること
- 乾かし方手順
- 早く乾かすコツ
- ドライヤー克服のコツ
- 乾燥に便利なグッズ
この記事を読めば、犬をスムーズに乾かす方法がわかります。
ワンコのストレスを軽減させながら、キレイに仕上げられるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
※本記事は私の経験と信頼性の高いサイト情報を参考にして執筆しています。
シャンプー後の犬の乾かし方
犬をシャンプーした後、適当に乾かして終了!なんてことしてませんか?
ダメダメ~。
乾かすことは「洗うこと」と同じくらい重要なんです。
キチンと乾かさないと以下のようなリスクがあるからです。(※)
乾かさないと発生するリスク
リスク | 原因 |
---|---|
皮ふトラブルの発生 | 細菌の繁殖・ムレ |
毛質の悪化 | 濡れた毛のもつれ |
体調不良 | 体温の低下 |
ニオイの発生 | 雑菌の繁殖 |
とくに、皮ふが弱い犬、長毛種、ダブルコートの犬、老犬、子犬などは、リスクを負いやすいのです。しっかり乾燥させましょう!
自然乾燥でもいいの?
自然乾燥は基本的にNGです。
自然乾燥だけでは、被毛の奥まで乾燥させることが難しいからです。
夏でも、ドライヤーを使ってしっかり乾燥させてくださいね。
うちのラブラドールを自然乾燥させたら、毛が長時間湿ったまま。ジメジメして不衛生に!
ここからは乾かし方のポイントを紹介!
コツをマスターして、犬をしっかり乾かしましょう。
- 乾かし方ステップ
- 柴犬・トイプー・チワワの乾かし方
- 早く乾かすコツ
- ドライヤー克服のコツ
1つずつ解説していきますね。
乾かし方の簡単ステップ
乾かし方は簡単です。
以下の4ステップに沿って乾かしていくだけです。
①準備
②タオルドライ ③ドライヤー乾燥 ④最終チェック1ステップごとに見ていきましょう。
①準備
まずは準備。
以下の道具を揃えておきます。
- ドライヤー:(温度調整・強弱調整できるもの)
- タオル:2枚以上(吸水性の高いもの)
- ブラシ:(長毛種:ピンブラシ/短毛種:スリッカー)
②タオルドライ
次にタオルを使って乾かします。
毛を傷めないように、やさしーく押さえるように水分を吸収。
耳、指の間、尻尾の付け根も忘れずにね!
③ドライヤー乾燥
最後はドライヤー。
犬は皮ふが弱いので必ず低温でおこないます。
風を直接に皮ふを当てないようにして乾かすことが大事です。
ドライヤーの「熱」で乾かすのではなく、「風」で水分を飛ばすイメージで!
温度
低温~中温で弱風設定にします。夏はさらに低温がgood!
熱すぎないか、手でこまめにチェックしましょう!
乾かし方手順
犬の体から20~30cm離したところにドライヤーを固定。
以下の方法のどれかで固定します。
3つの固定方法
- その①:エプロンやTシャツの胸元にドライヤーを入れて固定
- その②:ドライヤースタンドを使って固定(スタンドはAmazonで2,000円くらいからあります)
- その③:利き手ではない方の手で持つ(難易度高め)
風の当たっているところをブラシで優しくとかしながら乾かす(逆毛にすると風がよく通る)。
順番は、頭部→ボディ→足→尻尾→耳。
必ず一か所ずつ行い、乾いたら徐々に移動。
最後に、冷たい風で毛並みを揃え、皮ふのほてりを鎮める。
コットンで、耳の中の水分をしっかり拭き取るのを忘れずにね!
部位ごとの乾かし方
おなか | 万歳をさせて、後ろ足で立たせながら |
背中 | 逆毛を立てるように |
脚 | 手で持って、ブラシでとかしながら |
脚先 | 指の間を広げて、指を使って乾かす |
しっぽ | 根元から先端に向かって |
顔まわり | 冷風・弱風で30~40cm離す 後ろから鼻先へ優しくブラシ(指)を動かす |
耳 | 外耳だけを優しく乾かす |
目や耳の中に風を当てないでね!
毛並みを整えるコツ
ツヤツヤな毛並みにそろえるコツは、
- 短時間で乾かす(濡れている時間が長いとキューティクルが損傷するから)
- 仕上げに冷風を当て、コームで毛並みを揃える
- グルーミングスプレー(※)を使用
です。
被毛を美しくツヤツヤに保つスプレーのこと。
ドライヤーの前後に使用すれば、つや出し、静電気防止、絡まり防止、保湿、香りづけなどの効果ありです。
保湿剤は使用してもいいのかな?
毛や皮ふが乾燥しやすい犬には、保湿剤を使用することも必要です。
獣医に相談して、ワンコに合った保湿剤を用意しましょう。
乾かす時間
ドライヤー時間は犬種や被毛の状態で違いますが、以下を目安にするとよいでしょう。
- 小型犬:15~30分くらい
- 中型犬:30~45分くらい
- 大型犬:40分~1時間以上
④最終チェック
最終段階です。
完全に乾いているか、実際に手で触って確認しましょう。
- 被毛全体がサラサラしてるか
- 毛をかき分けて、根元が乾燥しているか
「乾かし残し」がないかどうかも、しっかりチェック!
チェックするポイントは、
耳の後ろ、脇の下、内股、指の間、しっぽの根元
柴犬・トイプー・チワワの乾かし方
犬種によって毛の質や毛の量は違うため、それぞれの特徴に合わせて乾かしましょう。
仕上がりがグッと良くなりますよ。
- 柴犬
- トイプードル
- チワワ
の順で解説していきます。
柴犬
柴犬はダブルコートなので、アンダーコートもしっかり乾かします。
3種類のブラシを使い分けるとgood!ですよ。
- ドライヤー乾燥のときはスリッカー
- 体に残っているアンダーコートの抜け毛はレーキングブラシで取り除く
- 最後にラバーブラシで整えてツヤツヤに
トイプードル
ブラシを使ってまき毛を伸ばしながら乾かすのがコツです。
1か所ずつ丁寧に乾かしていくと、ふっくらした仕上がりに!
チワワ
- ダブルコート:体を冷やさないように、根元からしっかり乾かします。
- シングルコート:デリケートな皮ふを傷つけないように、柔らかいブラシを使いましょう。
犬を早く乾かすコツ
シャンプーした後は、とにかく早く乾かしてあげましょう。
濡れている時間が長くなるほど、体温や被毛のキューティクルに悪い影響が出てくるからです。
早く乾かすコツは以下の3つ。
- 吸水性の高いタオルをたくさん使う
- ブラシで逆毛を立てながら風を当てる
- 風通しの良いところでドライヤーをかける
ドライヤー克服のコツ
ドライヤーが苦手なワンコはとても多いです。
ドライヤーは、犬が苦手とする「いつもと違う」「暑い」「自由が奪われる」の3つが揃ってるからです。
ドライヤーの克服には、慣れることが近道。
以下を試しながら、少しずつ慣れさせましょう。
- 吸水性の高いタオルで十分に水分を拭く
- 音が静かなドライヤーにする
- 犬がリラックスできる部屋で乾かす
- 長持ちするおやつをあげて、食べている間に乾かす
- 暖かく風通しの良い部屋で自然乾燥させる
うちのワンコは、ガムを食べている間にドライヤーをするようにしたら慣れたよ!
犬を乾かすための便利グッズ
ココからは犬を乾かすのに便利なグッズを紹介していきます。
紹介するグッズを使えば、手早く乾かせるようになり、ワンコのストレスも軽減しますよ!
- ペット用ドライヤー
- 速乾タオル
- ブラシ
ペット用ドライヤー
ドライヤーがとても苦手なワンコには、ペット専用のドライヤーを用意してあげるといいですよ。
ペット用ドライヤーの大きな特徴は、水分を温度ではなく、風の力で飛ばすというところ。
皮ふへの負担がとても軽くなるんです。
そのほかにも、「静音」「温度・風量が細かく設定できる」といったうれしい特徴も。
「ペット用ドライヤー」「ペット用ブロワー」で検索してみよう!
速乾タオル
マイクロファイバー素材のタオルがおすすめ!
ドライヤーが苦手な子でも、しっかりタオルドライすれば、ドライヤー時間が短くて済みますよ。
多めに用意しておきましょう。
タオルにじゃれつくワンコの場合は、小さめのタオルを選ぶといいよ!
ブラシ
ドライヤー乾燥では、ブラシ選びが重要!
乾きの早さ、仕上がりが断然違います。
ドライヤー乾燥のときに使いやすいブラシには、
- ピンブラシ
- スリッカー
- ラバーブラシ
- レーキングブラシ
- コーム
などがあります。
ピンブラシ
特徴:ゴムのクッションに長いピンを植え込んであるブラシ。
用途:毛のもつれ、毛並みを整える、抜け毛除去など。
向いている犬:全犬種
スリッカー
特徴:四角いブラシ面に、くの字に曲がった細いピンが植え込んであるブラシ。
用途:毛の奥まで届くので抜け毛の除去に。
向いている犬:全犬種
ラバーブラシ
特徴:台座、ブラシともにゴムでできている。
用途:抜け毛の除去。マッサージ効果もあり。
向いている犬:短毛種
レーキングブラシ
特徴:長めのピンが並んだブラシ。
用途:毛の表面、毛の奥に残っているアンダーコートの除去。
向いている犬:ダブルコート種
コーム
特徴:鉄製のくし。
用途:細かい箇所の乾燥や毛の流れを整える。
向いている犬:長毛種
まとめ:シャンプー後の犬の乾かし方のコツは、すぐに!スムーズに!
シャンプー後の犬の乾かし方について解説しました。
あらためて、まとめると以下のとおり。
乾かし方ひとつで、犬の皮ふや被毛の状態や快適さがぐぐっと変わります。
ぜひ、今回のポイントを参考に試してみてくださいね!