飼い主シャンプー後の犬の乾かし方は?
乾かすための便利なグッズも知りたいな…
犬のシャンプー後は、ドライヤーを使って被毛の奥までやさしく乾かしてあげることが大切です。
きちんと乾かさないままだと、皮ふ・被毛トラブルやニオイの原因になってしまうことがあるから(※)です。
とはいえ、正しい手順とちょっとしたコツさえ知っていれば、乾かし方は意外とシンプル。
この記事では、犬種ごとの乾かし方や便利なグッズについて、実体験を交えながらわかりやすく紹介します。



正しく乾かすようにしたら、ニオイ戻りがなくなって、毛もサラサラになったよ!
この記事でわかること
- 乾かし方の基本4ステップ
- 犬種別の乾かし方のコツ
- ドライヤーを苦手にさせないための工夫
シャンプー後の犬の乾かし方


犬をシャンプーしたあと、「まあ、だいたい乾いたし、もういいか」なんて思って、そのまま終わらせていませんか?
それ、じつはちょっと危険です。
乾かすことって、「洗うこと」と同じくらい大事。
ちゃんと乾かしてあげないと、あとから困ることが起きやすいんです。
というのも、乾燥が不十分だと、こんなリスクがあります。
乾かさないと発生するリスク(※)
| リスク | 原因 |
|---|---|
| 皮ふトラブルの発生 | 細菌の繁殖・ムレ |
| 毛質の悪化 | ぬれた毛のもつれ |
| 体調不良 | 体温の低下 |
| ニオイの発生 | 雑菌の繁殖 |
とくに注意したいのは、皮ふが弱い犬、長毛種、ダブルコートの犬、老犬、子犬など。
このあたりの子たちは、影響を受けやすいので「ちゃんと乾かす」が大切。
少し面倒でも、しっかり仕上げてあげましょう。



自然乾燥でもいいの?
自然乾燥のみは基本的にNGです。
というのも、自然乾燥だけでは、被毛の奥までしっかり乾かすのが難しいから。
表面は乾いたように見えても、中はまだ湿っている、ということがよくあります。
夏でも油断は禁物。
季節に関係なく、ドライヤーを使ってきちんと乾燥させてあげてくださいね。



うちのラブラドールを自然乾燥させたら、毛が長時間湿ったまま。ジメジメして不衛生な状態になっちゃった…
ここからは、そんな失敗を防ぐために、乾かし方のポイントを紹介していきます。
コツさえつかめば、そこまで難しくありません。
一緒に順番に見ていきましょう。
- 乾かし方ステップ
- 柴犬・トイプー・チワワの乾かし方
- 早く乾かすコツ
- ドライヤー克服のコツ
乾かし方の簡単ステップ
乾かし方は、とてもシンプルです。
以下の4ステップに沿って進めるだけ。
①準備 → ②タオルドライ → ③ドライヤー乾燥 → ④最終チェック
1ステップずつ見ていきましょう。
①準備
まずは準備から。
事前に道具をそろえておくと、途中でバタバタせずに済みます。
- ドライヤー:(温度調整・強弱調整ができるもの)
- タオル:2枚以上(できれば吸水性の高いもの)
- ブラシ:(犬種に合ったもの。くわしくは後半の便利グッズを参照)
「あとで取りに行けばいいや」は、だいたい失敗のもと。
最初に全部手元に置いておくのがおすすめです。
②タオルドライ
次は、タオルを使って水分を取っていきます。
ゴシゴシこするのはNG。
毛や皮ふを傷めないように、やさしく、押さえるように吸水していきましょう。



耳、指の間、尻尾の付け根も忘れずにね!
「見えにくいところほど湿りやすい」ので注意しましょう。
③ドライヤー乾燥
仕上げはドライヤーです。
犬の皮ふはとてもデリケート。
そのため、必ず低温設定で行いましょう。
熱風を直接皮ふに当てるのはNG。
「ドライヤーの熱で乾かす」のではなく、風で水分を飛ばすイメージを持つと、ちょうどいいです。
温度
低温〜中温、弱風設定が基本です。
とくに夏場は、できるだけ低温が安心。
「ちょっと熱いかも?」と感じたらすぐ調整できるよう、手でこまめに温度チェックしてあげてくださいね。
乾かし方手順
ドライヤーは、犬の体から20〜30cmほど離した位置に固定します。
固定方法はいくつかあります。
3つの固定方法
- その①:エプロンやTシャツの胸元に差し込む
- その②:ドライヤースタンドを使う(Amazonで2,000円前後からあります)
- その③:利き手ではない方で持つ(ちょっと難易度高め)
無理のない方法を選んでください。
風が当たっている部分を、ブラシでやさしくとかしながら乾かしていきます。
逆毛にすると風が通りやすく、乾きもスムーズ。
乾かす順番は、頭 → ボディ → 足 → しっぽ → 耳。
一か所ずつ、しっかり乾かしてから次へ移動するのがポイントです。
乾かし忘れやすい場所は、耳の後ろ、脇の下、内股、指の間、しっぽの根もと。このあたりは丁寧に乾かしてあげましょう。
また、顔まわりは冷風・弱風で30〜40cm離し、後ろから鼻先へやさしくブラシ(または指)でとかしながら乾かします。
目や耳の中に直接風を当てないよう注意してくださいね。
最後に冷風を当てて、毛並みを整えながら、皮ふのほてりを落ち着かせます。
そして忘れがちなのが、耳の中。
コットンで水分をしっかり拭き取るのも忘れずに。
毛並みをきれいに整えるコツ
ツヤのある毛並みに仕上げるポイントは、実はシンプル。
- できるだけ短時間で乾かす
(ぬれている時間が長いとキューティクルが傷みやすいため) - 仕上げに冷風+コームで毛並みを整える
- グルーミングスプレーを使う
この3つを意識するだけで、仕上がりがぐっと変わります。
乾かす時間の目安
ドライヤーにかかる時間は、犬種や毛量によって変わりますが、だいたいの目安はこちら。
- 小型犬:15〜30分
- 中型犬:30〜45分
- 大型犬:40分〜1時間以上
焦らず、その子のペースを見ながら進めてあげてくださいね。
④最終チェック
いよいよ最後の仕上げです。
「もう乾いたかな?」と思っても、ここで一度立ち止まって、実際に手で触って確認してみましょう。
完全に乾いているかの確認方法
- 被毛全体がサラサラしているか
- 毛をかき分けて、根もとまでしっかり乾いているか
とくに「乾かしたつもり」になりやすい場所は要注意です。
チェックしてほしいポイントは、耳の後ろ、脇の下、内股、指の間、しっぽの根もと。
このあたりに湿り気が残っていないか、しっかり確認してくださいね。
柴犬・トイプー・チワワの乾かし方
犬種によって、毛の質も量も本当にさまざま。
それぞれの特徴に合わせて乾かすだけで、仕上がりがぐっと変わります。
ここでは、
- 柴犬
- トイプードル
- チワワ
この順番で見ていきます。
柴犬
柴犬はダブルコート。
表面だけでなく、アンダーコートまでしっかり乾かすのがポイントです。
おすすめは、ブラシを使い分ける方法。
- ドライヤー中はスリッカーブラシ
- 残ったアンダーコートはレーキングブラシで除去
- 仕上げにラバーブラシで整えてツヤ出し
ひと手間ですが、触り心地が全然違ってきます。
トイプードル
トイプードルは、ブラシで巻き毛を伸ばしながら乾かすのがコツ。
一気にやろうとせず、1か所ずつ丁寧に乾かしていくと、ふんわりした仕上がりになります。
チワワ
- ダブルコート:体を冷やさないよう、根もとからしっかり乾燥
- シングルコート:皮ふがデリケートなので、柔らかいブラシを使いましょう
犬を早く乾かすコツ
シャンプー後は、できるだけ早く乾かしてあげるのが理想です。
というのも、ぬれている時間が長いほど、体温が下がったり、被毛のキューティクルに負担がかかってしまうから。
早く乾かすためのコツは、この3つ。
- 吸水性の高いタオルをたっぷり使う
- ブラシで逆毛を立てながら風を当てる
- 暖かく風通しの良い場所でドライヤーをかける
どれも小さな工夫ですが、体感時間がかなり変わります。
ドライヤー克服のコツ
ドライヤーが苦手なワンコ、実はとても多いです。
考えてみると、ドライヤーって犬にとって「いつもと違う」「暑い」「動けない」、この3つが一気に押し寄せる存在なんですよね。
だからこそ、克服の近道は慣れること。
無理せず、できることから試してみてください。
- タオルドライを丁寧に行い、ドライヤー時間を短くする
- 音が静かなドライヤーを使う
- 犬がリラックスできる部屋で行う
- 長持ちするおやつをあげて、食べている間に乾かす



うちのワンコは、ガムをかんでいる間にドライヤーをするようにしたら慣れたよ!
シャンプー中や後に暴れてしまう犬には、【解決】犬がお風呂で暴れる理由は興奮と恐怖!レベル別対策で穏やかに もヒントになります。
お風呂そのものを好きになってほしい方は、【今からでもできる】犬をお風呂好きにさせる!気持ちいい入浴の秘訣 もぜひ参考にしてみてください。
犬を乾かすための便利グッズ


ここからは、犬を乾かすときに「あると助かる」便利グッズを紹介していきます。
正直、犬を乾かす時間って、飼い主さんにとってもワンコにとっても、ちょっとした試練になりがち。
でも、これから紹介するアイテムを使えば、乾かす時間をぐっと短縮できて、ワンコのストレスも軽くなります。
- ペット用ドライヤー
- 速乾タオル
- ブラシ
ペット用ドライヤー
ドライヤーの音や風がどうしても苦手なワンコっていますよね。
そんな子には、ペット専用のドライヤーを用意してあげるのがおすすめです。
ペット用ドライヤーのいちばんの特徴は、水分を熱ではなく風の力で飛ばすところ。
その分、皮ふへの負担がとても少なく、安心して使いやすいんです。
さらに、「音が静か」「温度や風量を細かく調整できる」など、ワンコ目線で考えられたうれしいポイントもたくさん。



「ペット用ドライヤー」や「ペット用ブロワー」で検索してみると、選択肢が一気に広がるよ
速乾タオル
タオルは、マイクロファイバー素材のものがおすすめです。
ドライヤーが苦手な子でも、最初にしっかりタオルドライしてあげるだけで、
ドライヤーの時間をかなり短くできます。
「早く乾かしたい」と焦る前に、まずはタオルで水分をしっかり吸ってあげる。
そのためにも、タオルは少し多めに用意しておくと安心です。



タオルにじゃれついてしまうワンコには、小さめサイズが扱いやすくておすすめ。
ブラシ
ドライヤー乾燥ではブラシ選びがとても大切。
同じ時間乾かしても、乾きやすさや仕上がりに、はっきり差が出ます。
ドライヤー乾燥のときに使いやすいブラシには、こんな種類があります。
スリッカーブラシ
特徴:四角いブラシ面に、くの字に曲がった細いピンが並んでいるブラシ。
用途:毛の奥まで届き、抜け毛の除去やもつれをほぐすのに向いている。
向いている犬:全犬種(特に長毛種やダブルコート)
ピンブラシ
特徴:ゴムのクッション部分に、長いピンが植え込まれているブラシ。
用途:毛のもつれをほぐす、毛並みを整える、抜け毛の除去など。仕上げにも使える。
向いている犬:全犬種(特に長毛種)
お風呂に必要な便利グッズをまとめて知りたい方は、【19選】犬のシャンプーが劇的にラクになるお風呂の便利グッズもチェックしてみてください。
ブラシについてもっと詳しく知りたい方は、犬のブラシ種類別おすすめ12選!失敗しない選び方 をご覧ください。
まとめ:シャンプー後の犬の乾かし方のコツは、しっかり!スムーズに!
シャンプー後の犬の乾かし方について解説しました。
もう一度ポイントをおさらいすると:
- 自然乾燥はNG、ドライヤーでしっかり乾燥
- タオルドライ後、低温・弱風で根もとまで乾かす
- 犬種に合ったブラシと方法で仕上げる
正しい乾かし方を身につければ、ワンコの健康を守りながら、お風呂タイムをもっとラクに、快適にできます。
ぜひ、今回のポイントを参考に試してみてくださいね!











