子犬の正しいお風呂の入れ方は?
初めて入れる時期や温度に気をつけてね
短時間でパパっと洗ってあげよう!
この記事でわかること
- 時期・温度・頻度・入れ方
- ストレスを与えない工夫
- お風呂のおすすめグッズ
この記事を読めば、子犬をスムーズにお風呂に入れられるようになります。子犬のストレスを減らし、お風呂嫌いになるのを防げるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
※本記事は私の経験と信頼性の高いサイトの情報を参考にして執筆しています。
子犬のお風呂の入れ方
犬のお風呂は、健康と清潔を守るための大切な習慣です。
子犬にとって、お風呂が「安心で楽しい」習慣になるための、入れ方や注意点について解説していきます。
以下のポイントに沿って見ていきましょう。
- 初めて入れる時期
- 温度
- 洗い方
- 頻度
子犬のお風呂はいつから?
子犬を初めてお風呂に入れるのは生後3か月以降にしましょう。(※)
子犬は免疫力が低く風邪や病気にかかりやすいため、「すべてのワクチンが終わってから」が鉄則ですよ。
ワクチン接種から1~2週間後で免疫が定着するので、それからお風呂に入れてあげてくださいね。
うちのワンコのお風呂デビューは、生後5か月のときだったよ!
また、寄生虫駆除薬を使ったばかりのときも、お風呂に入れるタイミングに注意です!
薬の種類によって、
- 投与後すぐにシャンプーしてもOK
- 数日間はシャンプーしちゃダメ
なものがあるからです。
投薬後のお風呂のタイミングについては、獣医に尋ねたり、薬の添付文書を読んで確認しておきましょう。
子犬のお風呂の温度はぬるめに
子犬のお風呂の適温は、36度~37度くらい。(※)
最適な温度は季節によって違いますが、人間がぬるいと感じるくらいがいいです。
子犬は肌が弱く、体温調節も苦手なので、子犬の体温より1度くらい低めに設定しましょう。
※参考:お肌に優しい『おうちシャンプー』の方法|アリアスペットクリニック
途中でハアハアするなら、暑がっているので温度を下げよう!
準備と正しい洗い方
子犬のお風呂は、ストレスを与えないように短時間で洗うことが重要です。
次の「準備」と「手順」を頭に入れておき、手際よく洗いましょう。
準備
- 道具を準備:犬用シャンプー、タオル(2枚以上)、ブラシ
- 室温を調整:お風呂上がりの子犬が風邪を引かないように
- お風呂場や洗面所のドアを閉める:お風呂上がりの子犬は興奮して走り回るので、事故防止に
洗う手順
洗う順番は、
①ブラッシング→②お湯洗い→③シャンプー→④乾燥
でおこないます。
②の段階であまりに怖がっているようなら、③はナシにしましょう。
シャンプー剤で洗うのは、子犬がお風呂に慣れてからで大丈夫です。
ただし、各作業を始めたら途中で止めないこと。
理由はこの後の「ストレスを与えない工夫」のパートの中で解説しますね。
- 皮ふをやさしくマッサージするように軽くブラッシング。
- 毛のもつれを取り、皮ふに異常がないかチェック。
- シャワーヘッドを体に密着させ、以下の順番で洗う。
「①足元→②頭の後ろ→③首の後ろ→④胸→⑤背中→⑥体→⑦しっぽ→⑧後ろ足→⑨前足→⑩頭と顔」 - 最初は少量のお湯を足の先にかけるところから
- シャワーを怖がる場合は、
・オケにお湯をためて手でかける
・お湯を浸したスポンジでお湯をかける
慣れないうちは、頭や顔は蒸しタオルで拭くだけにしようね!
- やさしくマッサージするように洗う。
- お湯やシャンプー剤が目や耳に入らないように。
- すすぎはしっかり。(耳の後ろ、足の裏も丁寧にすすぐ)
急な動きは避けて、穏やかに声をかけながらね!
- タオルドライ→ドライヤーの順番で乾燥。
- タオルを見せるとじゃれついてくることが多いので、小さめのタオルで拭く。
- ドライヤーは弱・低温設定にし、ドライヤーを振りながら風を当てる。(子犬との距離は20~30cm)
子犬は体温調節が苦手。体が冷えないようにしっかり乾かそう!
- コットンやで耳の中の水分を拭き取る
子犬のお風呂の頻度は少なめに
子犬のお風呂の頻度は、1~2か月に1度くらいがベスト。
子犬は皮ふが薄く体力もないので、頻繁なお風呂は避けたいところです。
子犬期間は、お風呂頻度を抑え気味にしましょう。
- 小型犬:0~1歳
- 中型犬:0~1.5歳
- 大型犬:0~2歳
ストレスを与えない工夫
子犬をお風呂に入れるときは、「ストレスを与えすぎない」ことが大切です。
お風呂に慣れていない段階で、大きなストレスを与えてしまうと、あっという間に「お風呂嫌い」になってしまうからです。
以下のポイントに注意して、なるべく子犬にストレスを与えないようにしましょう。
- 楽しいことを取り入れる
- 短時間で洗う
- 嫌がっても途中で止めない
1つずつ解説していきます。
楽しいことを取り入れる
子犬をお風呂に入れるときには、必ず子犬にとって「楽しい・うれしい」ことを取り入れましょう。
「お風呂=楽しい・うれしい」というイメージを子犬に定着させるためです。
犬は、一番初めに経験したことを強く記憶します。
そのため、子犬を初めてお風呂に入れるときは、次の3つのことをおこなって、子犬にお風呂が楽しいと感じてもらえるようにしましょう。
- お風呂あがりにおやつをあげる
- お風呂場でお気に入りのおもちゃで遊ぶ
- やさしい声で話しかけ、落ち着いてきたら静かに褒める
うちでは初めてのお風呂のときに犬用ガムを用意
効果抜群だったよ!
短時間で洗う
犬は自由を奪われることに恐怖を覚えます。
できるだけ短い時間で洗って、拘束する時間を短縮しましょう!
洗う時間の目安は、
- 小型犬:5分
- 中型犬:10分
- 大型犬:15分
くらいがgoodです。
嫌がっても途中で止めない
子犬のお風呂の工程は、
ブラッシング→お湯洗い→シャンプー→乾燥
になっていますが、各工程をスタートさせたら、必ずその工程の最後までやり切りましょう。
子犬が嫌がって暴れても、途中で止めてはいけませんよ。
止めてしまうと、子犬は「イヤイヤすれば止めてもらえる!」と覚えてしまいます。
次のお風呂のときも、同じように嫌がるようになり、止めないと強いストレスを感じることになるでしょう。
ですので、たとえ嫌がっても、やさしくなだめながら、急ピッチで終えることが大切です。
お湯洗いの時点であまり嫌がるようなら、シャンプー洗いはナシでOKです!
とにかく慣れさせること!
子犬のストレスを軽くするには、「慣れ」が一番です。
- お風呂場
- 濡れること
- ドライヤーの風
の3つに慣れさせることに集中しましょう。
そうすることで、お風呂の回数を重ねるにつれ、子犬のストレスは徐々に軽くなっていきます。
飼い主も慣れていくことが大切
落ち着いて洗えるようになると、子犬も安心するよ!
お風呂のおすすめグッズ
ここからは、おすすめのお風呂グッズを紹介!
便利なグッズを使うことで手際が良くなり、時短につながります。
子犬のスムーズにキレイに洗い上げる便利グッズは以下のとおり。
- 小さいサイズのブラシ
- 速乾性タオル
- マイクロバブルのシャワーヘッド
1つずつ紹介します。
小さいサイズのブラシ
お風呂前のブラッシングは必須。
ブラッシングで抜け毛や汚れを浮かせておくと、洗う時間が短くなるからです。
大きすぎると細部までブラッシングできないので、小さいサイズのものを1つ用意してください。
猫用のブラシが、子犬用にピッタリだったりします。
猫用ブラシに、小型で柔らかいブラシがそろっているので、チェックしてみるといいですよ。
速乾性タオル
タオルは速乾性のものを2枚以上用意しましょう。
大きなタオルはNG。子犬はタオルを見るとじゃれついてくるため、収拾がつかなくなるから要注意です。
コンパクトサイズのタオルを使って、ササっとタオルドライしちゃいましょう!
マイクロバブルのシャワーヘッド
マイクロバブルのシャワーヘッドがめっちゃおすすめです!
細かい気泡を発生させて汚れを落としてくれるから、シャンプー剤いらずなんですよ。
ワンコ用には、マイクロバブルの100分の1の気泡を発生させる「ナノ」マイクロバブルタイプの方を選びましょう。
うちのワンコが子犬の頃は、このシャワーヘッドで洗うだけで十分でした。
洗う時間が短くなるうえにキレイになるよ!
子犬のお風呂の入れ方 Q&A
ここからは、子犬のお風呂に関する質問に答えていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:子犬のお風呂の入れ方ポイントは時短にあり!
子犬のお風呂の入れ方について解説しました。
あらためて、まとめると以下のとおり。
子犬をお風呂に入れるときは、やさしく声をかけながら徐々に水に慣れさせるのがコツです。
お風呂のあとには、たっぷりほめてあげるのもお忘れなくー!