飼い主子犬の正しいお風呂の入れ方は?
子犬の初めてのお風呂は、生後3か月を過ぎて、ワクチンが全部終わってからにしましょう。
お湯は36~37度くらいのぬるめで、さっと手早く済ませるのがコツです。
この記事では、子犬にできるだけストレスをかけない洗い方や、「あってよかった」と感じた便利グッズを、実体験を交えながら、くわしくお伝えします。
この記事でわかること
- お風呂デビューのタイミング
- 子犬の不安を減らす洗い方
- 子犬のお風呂に便利なグッズ
子犬のお風呂の入れ方


犬にとってお風呂は、ただ体をきれいにするだけでなく、人と過ごす安心できる時間でもあります。
とくに子犬のころの印象は、その後のお風呂への慣れやすさを左右するので、とても大切。
怖い体験にせず、できるだけ安心できる時間にしてあげたいですね。
ここでは、子犬のお風呂デビューのために知っておきたいポイントを、順番に紹介していきます。
- 初めて入れる時期
- 温度
- 洗い方
- 頻度
子犬のお風呂はいつから?
初めてお風呂に入れるのは、生後3か月以降が目安。(※)
というのも、子犬はまだ免疫力が低く、風邪や病気にかかりやすい時期だからです。
基本のルールはとてもシンプルで、「すべてのワクチン接種が終わってから」。
ワクチンを打っても、すぐに免疫が完成するわけではなく、2週間ほどかけて体に定着します。
なので、その期間が過ぎてから、ゆっくりお風呂に入れてあげてくださいね。



うちのワンコのお風呂デビューは、生後5か月のときだったよ!
それから、意外と見落としがちなのが寄生虫駆除薬を使った直後。
じつは、薬の種類によって、
- 投与後すぐにシャンプーしても大丈夫なもの
- 数日間はシャンプーを避けたほうがいいもの
があります。
「大丈夫だと思って洗ったら、薬の効果が弱まってしまった」なんてこともあるので、投薬後のお風呂のタイミングは、獣医さんに聞いたり、薬の添付文書を確認しておきましょう。
子犬のお風呂の温度は、ちょっとぬるめが正解
適温の目安は、36~37度くらい。(※)
人間が触って「ぬるいな」と感じるくらいが、ちょうどいいです。
子犬は皮ふがデリケートで、体温調節もまだ上手ではありません。
そのため、子犬の体温より1度ほど低めを意識すると安心です。
季節によって多少調整は必要ですが、「人の感覚でちょうどいい」は、子犬には少し熱すぎることも。
様子を見ながら、やさしい温度を心がけましょう。
※参考:お肌に優しい『おうちシャンプー』の方法|アリアスペットクリニック



途中でハアハアし始めたら、それは「ちょっと暑いよ」のサイン。温度を下げてあげよう!
準備と正しい洗い方
子犬のお風呂でいちばん大切なのは、短時間で終わらせること。
長引けば長引くほど、緊張やストレスがたまってしまいます。
あらかじめ「準備」と「流れ」を頭に入れておくだけで、お互いにずいぶんラクになりますよ。
準備
まずは、必要なものをそろえておきましょう。
- 道具を準備:
犬用シャンプー、タオル(2枚以上)、ブラシ - 室温を調整:
お風呂上がりに体が冷えないように - お風呂場や洗面所のドアを閉める:
興奮して走り回り、事故につながるのを防ぐため
「あとで取りに行けばいいか」は、意外と命取りです。
子犬をぬれたまま待たせないためにも、準備は万全に。
洗う手順
基本の流れは、こちら。
- ブラッシング
- お湯洗い
- シャンプー
- 乾燥
もし②のお湯洗いの段階で、あまりにも怖がっている様子なら、③のシャンプーは無理にしなくて大丈夫です。
シャンプー剤を使うのは、子犬がお風呂に慣れてからで問題ありません。
ただし、ひとつだけ大事なことがあります。
始めた作業は、途中で止めないこと。
その理由は、後半の「ストレスを与えない工夫」で詳しく解説しますね。
- 皮ふをやさしくマッサージするイメージで、軽くブラッシング
- 毛のもつれを取りながら、皮ふに異常がないかチェック
- シャワーヘッドを体に密着させ、以下の順番で洗う
「①足元→②頭の後ろ→③首の後ろ→④胸→⑤背中→⑥体→⑦しっぽ→⑧後ろ足→⑨前足→⑩頭と顔」 - 最初は、足先に少量のお湯をかけるところからスタート
- シャワーを怖がる場合は、
・オケにためたお湯を手でかける
・お湯を含ませたスポンジでなでる



慣れないうちは、頭や顔は蒸しタオルで拭くだけでも十分だよ!
シャワーが苦手な子には、マイクロバブルを発生させるシャワーヘッドもおすすめ。
水圧がやさしくて、時短にもなりますよ。
- やさしくマッサージするように洗う
- 目や耳に、お湯やシャンプー剤が入らないよう注意
- すすぎは念入りに(耳の後ろ、足の裏も忘れずに)



急な動きは避けて、穏やかに声をかけながら進めようね!
- タオルドライ → ドライヤーの順で乾かす
- ドライヤーは弱・低温設定
(20〜30cmほど距離を取り、振りながら風を当てる)



しっかり乾かして、体が冷えないようにしよう!
- コットンなどで、耳の中の水分をやさしく拭き取る
子犬のお風呂の頻度は少なめに
子犬のお風呂は、1〜2か月に1回程度がちょうどいい頻度です。
皮ふが薄く、体力もまだ十分ではない子犬にとって、
頻繁なお風呂は負担になりがち。
「汚れたからすぐ洗う」よりも、必要最低限に抑える意識が大切です。
ストレスを与えない工夫


子犬をお風呂に入れるとき、いちばん大切なのは「ストレスを与えすぎないこと」です。
お風呂に慣れていない段階で、大きなストレスを与えてしまうと、あっという間に「お風呂嫌い」になってしまうからです。
関連記事【今からでもできる】犬をお風呂好きにさせる!気持ちいい入浴の秘訣
以下のポイントを意識しながら、子犬にとってストレスの少ないお風呂時間をつくっていきましょう。
- 楽しいことを取り入れる
- 短時間で洗う
- 嫌がっても途中で止めない
それぞれ、順番に見ていきます。
楽しいことを取り入れる
子犬をお風呂に入れるときは、必ず「楽しい」「うれしい」と感じられる要素をプラスしてあげましょう。
というのも、子犬にとって「お風呂=楽しい・うれしい場所」というイメージを最初に作れるかどうかが、とても大事だからです。
犬は、最初に経験したことを強く覚えています。
だからこそ、初めてのお風呂では、次の3つを意識してみてください。
- お風呂あがりにおやつをあげる
- お風呂場でお気に入りのおもちゃで遊ぶ
- やさしい声で話しかけ、落ち着いてきたら静かに褒める
回数を重ねるごとに、お風呂場やぬれること、ドライヤーの風に少しずつ慣れていきます。



うちでは、初めてのお風呂のときに犬用ガムを用意!
効果抜群だったよ
飼い主自身が慣れていくことも、とても大切。
落ち着いて洗えるようになると、その安心感はちゃんと子犬にも伝わります。
短時間で洗う
犬は「自由を奪われること」に強い不安や恐怖を感じます。
だからこそ、お風呂はできるだけ手早く終わらせて、拘束されている時間を短くしてあげましょう。
洗う時間の目安は、だいたい次のくらいです。
- 小型犬:5分
- 中型犬:10分
- 大型犬:15分
この時間内で洗うのが難しいと感じたら、無理せず便利グッズに頼るのもひとつの手です。
とくに、犬用シャワーヘッドは、汚れ落ちを高め、すすぎ時間も短縮できるので、かなりの時短になります。
嫌がっても途中で止めない
子犬のお風呂の基本的な流れは、
ブラッシング → お湯洗い → シャンプー → 乾燥
この順番になりますが、どの工程も「始めたら最後までやり切る」ことが大切です。
途中で子犬が嫌がって暴れても、そこで止めてしまうのはNG。
なぜなら、子犬はすぐに「イヤイヤすれば、やめてもらえる」と覚えてしまうからです。
そうなると、次のお風呂でも同じように嫌がり、結果的にお風呂そのものが強いストレスになってしまいます。
たとえ嫌がっていても、やさしく声をかけながら、できるだけ手早く終わらせてあげましょう。
もし、お湯洗いの段階ですでに強く嫌がるようなら、その日は無理にシャンプー洗いをしなくても大丈夫です。
お風呂中に暴れてしまう子犬への具体的な対処法は、こちらの記事でくわしく解説しています。
関連記事【解決】犬がお風呂で暴れる理由は興奮と恐怖!レベル別対策で穏やかに
お風呂のおすすめグッズ


ここからは、おすすめのお風呂グッズの紹介!
便利なアイテムをうまく使うだけで、作業がスムーズになって、結果的に時短にもつながります。
子犬をスムーズに、そしてきれいに洗い上げるためにあると便利なのが、こちら。
- 小さいサイズのブラシ
- 速乾性タオル
- マイクロバブルのシャワーヘッド
それぞれ、順番に見ていきましょう。
小さいサイズのブラシ
お風呂前のブラッシングは、とても大事なひと手間です。
あらかじめブラッシングで抜け毛や汚れを浮かせておくと、そのあとの洗う時間がぐっと短くなります。
ここで気をつけたいのが、ブラシのサイズ。
大きすぎると細かい部分まで届かず、どうしても雑になりがちなんですよね。
なので、小さめサイズのブラシをひとつ用意しておくのがおすすめです。
速乾性タオル
タオルは、速乾性のものを2枚以上用意しておきましょう。
大きなタオルはNG。
子犬はタオルを見るとじゃれついてくるため、収拾がつかなくなるから要注意です。
コンパクトサイズのタオルを使って、手早くサッとタオルドライするのが正解です。
マイクロバブルのシャワーヘッド
これはもう、声を大にしておすすめしたいアイテムです。
マイクロバブルのシャワーヘッド、ほんとうに便利です。
細かい気泡が汚れをしっかり浮かせて落としてくれるので、シャンプー剤を使わなくても十分きれいになるんですよ。
ワンコ用として選ぶなら、マイクロバブルのさらに100分の1サイズの気泡を発生させる「ウルトラファインバブル」を発生させるタイプがおすすめ。
刺激が少なく、子犬のデリケートな肌にも安心です。



愛犬は、ずっとマイクロバブルシャワーヘッド(ミラブル)で洗っているよ!
私が実際にミラブルを使って感じた効果や洗い方のコツについては、【ミラブル実体験】犬にやさしさ効果あり!ペットを守る正しい洗い方でくわしくまとめています。
また、ミラブル以外のマイクロバブルシャワーヘッドや、犬用シャワーヘッド全般について知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
子犬のお風呂の入れ方 Q&A
ここからは、子犬のお風呂についてよくある質問に答えていきます。
「これ、どうすればいいんだろう?」と迷いやすいところなので、ひとつずつ確認してみてください。
シャンプーできない時期なのに、ウンチ踏んじゃった!
焦ってお風呂に連れて行って、シャワーでジャーッ…これはNGです。
びっくりした経験が、そのまま子犬のトラウマになってしまう可能性があります。
ここは一度、深呼吸。
ぬるま湯で湿らせたタオルを使って、やさしく拭き取ってあげましょう。
- ペット用ウェットティッシュで汚れた部分を拭く
- 温かいお湯で、汚れた部分だけをやさしく洗い流す
この方法でもOKです。
最後は、吸水性の良いキッチンペーパーで水分をしっかり取り除くのを忘れずに。
ここまでやれば、十分清潔に保てますよ。
シャンプーできない時期だけど、子犬が臭い!
そんなときは、以下のアイテムが役立ちます。
- 洗浄成分が含まれた「シャンプータオル」
- 洗い流す必要のない「ドライシャンプー」
どちらも、ワンコがなめても大丈夫な成分で作られているので安心です。
じつは、これらを使わなくても
「ブラッシング+蒸しタオルで拭く」だけでも、意外とニオイは取れます。
一度試してみる価値はありますよ。
シャンプー剤を使わずにキレイにする方法については、こちらの記事でもくわしく解説しています。
まとめ:子犬のお風呂の入れ方ポイントは時短にあり!
子犬のお風呂の入れ方について解説しました。
もう一度ポイントをおさらいすると:
- お風呂はワクチン完了後、生後3か月以降から
- お湯は36~37度のぬるめで、短時間が基本
- 楽しい要素を取り入れて、ストレスをできるだけ減らす
正しい手順とちょっとした工夫があれば、子犬のお風呂は「怖いイベント」ではなくなります。
焦らなくて大丈夫。
無理せず、あなたと子犬のペースで進めていきましょう!











