犬にとってお風呂はストレスなの?
ストレスを軽くさせる方法はある?
ストレスを感じている犬は多いよ
ストレスの原因と解消方法を解説するから参考にしてね!
この記事でわかること
- ストレスの原因
- ストレスをチェックする方法
- ストレスを軽減させる方法
- おすすめグッズ
この記事を読めば、犬のお風呂のストレス原因と解消方法がわかります。お風呂嫌いを防いだり、改善させたりするヒントになるので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
※本記事は私の経験と信頼性の高いサイトからの情報を参考にして執筆しています。
お風呂と犬のストレス
「犬にとってお風呂はストレスなのかな?」と、気になっている飼い主は多いのではないでしょうか。
実際のところ、お風呂があまり好きではない犬は多く、強いストレスから、大のお風呂嫌いになってしまったワンコもいます。
うちのワンコも、お風呂はあまり好きじゃないみたい
犬がお風呂にストレスを感じるのはなぜでしょうか?
このパートでは、
- お風呂にストレスを感じる原因
- 犬のストレスを見分ける方法
を解説していきます。
ストレス原因はたくさんある
犬がお風呂に対してストレスを感じる原因は、大きく以下のとおり。
- 慣れていないから
- 濡れるから
- ジッとしてなければいけないから
- 温度変化が不快だから
- 嫌な記憶があるから
原因はたくさんあるんだね!
慣れていないから
ストレスを感じる原因として一番にあげられるのは「慣れていないから」。
犬は「いつもと違うこと」にとても不安に感じる生き物です。
お風呂は、
- いつもと違う場所
- いつもと違う音・におい
- いつもと違う状況
で、いつもと違うことの連続。
不安が高まり、強いストレスを感じてしまうのです。
濡れるから
犬は本能的に水に濡れるのを嫌がります。
なぜなら、水に濡れると体温が下がり、動きにくくなるからです。
この状態は犬にとって生きる上で不利な状態のため、ストレスの原因となります。
ジッとしてなければいけないから
犬は自由を奪われることに、不安や恐怖を覚えます。
お風呂では、長い間、身動きが取れなくなるため、これがストレスの原因になることがあります。
温度変化が不快だから
犬の皮ふは普段、被毛に守られているため、皮ふの急激な温度変化には慣れていません。
お風呂に入ると、お湯やドライヤーの風から、皮ふに直接熱を受けることが多く、そのことがストレスになっている犬は多いです。
嫌な記憶があるから
過去の嫌なお風呂経験により、ストレスを感じる犬もいます。
- 無理やり洗われた
- 飼い主に怒られた
- 痛かった(熱かった・耳に入った)
などの記憶がストレスとなり、お風呂を避けようとすることがあります。
飼い主のストレスが伝わると、それも嫌な記憶になっちゃうから注意!
ストレスがわかるカーミング・シグナル
犬はおしゃべりができないので、実際にどれくらいストレスを感じているかわかりませんよね。
そんなときは、カーミング・シグナル(※)があるかどうかをチェックしてみましょう。
※カーミングシグナル:犬が自分やほかの犬を落ち着かせるためにおこなう動作。犬がストレスや緊張を感じているかが分かります。
カーミング・シグナルと犬の気持ち
カーミングシグナル | ワンコの気持ち |
---|---|
目や顔をそむける | それはイヤだよ |
口や鼻をなめる | 不安だよ、緊張するよー |
あくびをする | 不快だよ、もうやめてー |
体をかく | なんだか落ち着かないよー |
体やしっぽを丸める | 怖いよ、怖いよ |
うちのワンコは、お風呂の間、鼻をペロペロなめてるよ
緊張してるんだね…
「イヤだよー、怖いよー」と繰り返しカーミング・シグナルを送ってくる場合は、それだけストレスを強く感じている証拠です。
すぐにワンコのストレスを取り除く工夫をして、安心させてあげましょう。
犬のお風呂のストレスを減らす
ここからは、ワンコのお風呂のストレスを軽減させるための方法を紹介していきます。
- 犬はお風呂に入れるべき?
- お風呂の最適な頻度
- 犬のストレスを減らす方法
の順番で解説していきます。
犬はお風呂に入れるべき?
犬があまりにも嫌がる場合だと、無理をしてまで本当に犬をお風呂入れるべきなのか?といった疑問も浮かびますよね。
しかし、お風呂はやはり必要です。
お風呂にまったく入れないと、以下のようなリスクが高まるからです。
- 皮ふにトラブル
- 被毛にトラブル
- 悪臭が発生
- 寄生虫が発生
犬の清潔を保ち、健康を守るという点において、お風呂はとても有効です。
犬のストレスを取り除きながら、定期的にお風呂に入れてあげましょう。
お風呂の頻度は月1~2回
犬をお風呂に入れる場合は、犬のストレスを増やさないように、適切な頻度を守りましょう。
理想的な頻度は、月に1~2回。
ただし、
- 犬の犬種・年齢・活動量
- 犬が感じるストレスの高さ
も考えて、個々の犬に合わせたタイミングに調整することも大切です。
ストレスを減らす5つの方法
ここからは、犬のお風呂のストレスを軽くする具体的な方法を紹介していきます。
慣れさせる
ストレスを減らす方法で一番効果があるのは、「慣れさせる」こと。
そのためには、犬にとってお風呂が「いつものこと」になるまで、続ける必要があります。
犬が慣れるまで、短い時間で軽く洗う程度のことを繰り返していきましょう。
きれいに洗わなくても大丈夫だよ!
また、飼い主の慣れも大切です。
飼い主がお風呂に入れることに慣れていけば、自然にワンコの安心感も高まっていきますよ。
水への恐怖を和らげる
シャワーの音、水圧が低くなるようにします。
シャワーヘッドに靴下をかぶせると、やわらかい水圧になり音も軽減しますよ。
シャワーを使わず、やかんでお湯をかけたり、お湯を含ませたスポンジでジュワーっと洗いながしたりもgoodです!
水に慣れるまで、顔は濡れタオルで拭くだけにしよう!
拘束時間を減らす
1つの場所で強制的にジッとさせられるのは、ワンコにとって恐怖です!
洗う時間とドライヤー時間をググッと短くして、恐怖時間を短くしてあげましょう。
- シャンプー剤を使わずお湯だけで洗う
- 速乾タオルを使い、ドライヤー時間を短くする
で、お風呂の時間はずいぶん短くなりますよ。
うちのワンコは、「お湯洗い+ドライヤー時間半分」にしてみたら、お風呂への抵抗が小さくなったよ
ポジティブな経験を積む
犬は「楽しかったこと」「うれしかったこと」を強く記憶する動物です。
お風呂時間でポジティブな体験をたくさんさせてあげましょう。
- お風呂場で遊んだ
- 飼い主に褒められた
- おやつがもらえた
などのよい記憶がワンコの頭の中に増えていくことで、「お風呂=楽しい・うれしい」なものに変化していきます。
うちは大きめのガムを用意して、ドライヤーのときにあげてるよ!
温度に注意する
お湯の温度を再確認しましょう。
犬のお風呂の温度は体温に近い37.5~39度が最適とされていますが、個々の犬に合わせた調整も必要です。
- 小型犬: 38.6度~39.2度
- 大型犬: 37.5度~38.6度
うちのワンコは大型犬。お湯の温度を37度に変えたら「ハアハア」しなくなって落ち着いたよ
また、子犬と老犬は体温調節が苦手です。体温より1度くらい低い温度にしましょう。
犬のストレスを減らすお風呂グッズ
「ワンコのストレス度が高い場合」や「犬のお風呂に慣れていない飼い主」は、便利グッズを積極的に使うことをおすすめします。
- 各工程が楽になる
- 時短になる
ので、ワンコ・飼い主両方のストレスが減り、お風呂タイムが大きく向上します。
早い段階からストレスを回避することで、お風呂嫌いになるのを防げるよ!
では、おすすめの便利グッズを紹介していきます!
マイクロバブルシャワーヘッド
我が家も愛用しているシャワーヘッドです。
とても細かい泡を発生させることで、シャンプー剤を使わなくても、汚れを落とす作用があります。
「マイクロバブル・タイプ」と「ナノマイクロバブル・タイプ」がありますが、ワンコ用には、より細かい泡が出る後者のシャワーヘッドの方がおすすめです。
滑り止めマット
浴槽や洗い場に敷いて、犬の足元を安定させるマットです。
地味なグッズですが、あるとないとでは犬の恐怖心の大きさが変わってきます。
ケガの防止にもなるので用意しましょう。
速乾タオル
吸水性抜群の速乾タオルもぜひ用意しておきたいですね。
我が家では、ビックサイズと普通サイズの2枚を使って乾かしています。
ドライヤーが苦手なワンコだったら、まずは速乾タオルを買いましょう!
まとめ:犬のお風呂のストレス原因は早めに取り除こう!
犬のお風呂とストレスについて解説しました。
あらためて、まとめると以下のとおり。
嫌がるワンコを無理やりお風呂に入れるのは、飼い主にとっても辛いこと。
しかし、ワンコの心の声を聴きながら、1つずつストレス原因を取り除いてあげれば、徐々に慣れてくれます。
ゆっくり時間をかけて、楽しいお風呂時間を積み上げていきましょう!