飼い主老犬のシャンプー方法は?
洗わないケア方法も知りたいな…
老犬のシャンプーは、若い頃と同じように頑張らないことが大切です。
頻度は1〜2か月に1回を目安に、体調を見ながら短時間でやさしく洗います(※)。
この記事では、老犬の体にやさしいシャンプー方法や洗わないケアについて、具体的にご紹介します。
愛犬に無理をかけずに、清潔を保つヒントがきっと見つかるはずなので、ぜひ最後まで読んでみてください。



わが家のおじいちゃん犬も、紹介する方法でやさしくケアしてるよ!
※参考:老犬の自宅シャンプーについて| トリミングサロン FLORA
この記事でわかること
- シャンプー以外で清潔を保つ方法
- 負担を減らす洗い方のコツ
- おすすめのシャンプーやケア製品
※本記事の掲載商品の内容や金額は、2026年02月23日時点の調査結果に基づいています。
老犬のシャンプーは本当に必要?


老犬の清潔を保つためには、シャンプーはやっぱり効果的。
とはいえ、若い頃と同じペース、同じやり方のままでいいかというと、それはちょっと違います。
ここでは、老犬にとってのシャンプーの意味を整理しながら、できるだけ体にやさしい方法を一緒に考えていきます。
- シャンプーのメリット・デメリット
- 老犬にとってシャンプーは負担
- シャンプーしない方がいい?
シャンプーのメリット・デメリット
物事には、必ず良いところと悪いところの両面があり、それは老犬のシャンプーについても同じです。
まずは、老犬のシャンプーのメリット・デメリットをおさらいしてみます。
メリット:体臭や皮ふトラブルの予防
皮脂の酸化物や汚れ、微生物をきちんと洗い流すことで、皮ふトラブルの予防や体臭の軽減につながります。
触れたときのベタつきやにおいが減ると、飼い主も少しほっとしますよね。
デメリット:皮ふバリア低下や体力消耗
界面活性剤によって皮脂やセラミドが洗い流されると、皮膚のバリア機能が一時的に低下することもあります。
さらにシャンプー中の姿勢維持は、筋力の落ちた老犬にとって大きな負担です。
老犬にとってシャンプーは負担
若い頃に比べると、どうしても体への負担が大きくなりがちです。
気づかないうちに、体は少しずつ変化しています。
例えば、
- 皮脂分泌やターンオーバーが低下し、乾燥しやすくなる
- 関節機能や筋力が衰え、立ち続けるのが難しくなる
- 体温調節機能が弱まり、低体温のリスクが高まる
どれも見た目では分かりにくい変化ですが、確実に体の内側で起きていること。
今までのシャンプーのやり方を見直して、体への負担を減らしてあげることが大切です。
シャンプーしない方がいい?
「もうシャンプーはやめたほうがいいのかな?」そう迷う気持ちも出てきますよね。
でも、完全にやめるのが正解とは限りません。
見直すべきなのは「やる・やらない」ではなく、「どうやるか・どれくらいやるか」です。
老犬にとって、「本当に必要な清潔って何だろう」を考えて、必要な分だけケアすることが大事。
くわしいケア方法を、次のパートでご紹介していきます。
シャンプーをしない・減らすケア


清潔にしたい。でも疲れさせたくない。
そんなときは、シャンプーを「しない」あるいは「減らす」という選択肢もあります。
具体的な方法を見ていきます。
- シャンプーせずに清潔を保つ方法
- シャンプー頻度は1~2か月に1回
シャンプーせずに清潔を保つ方法
老犬を清潔に保つコツは、「全身を完璧に洗うこと」よりも、「汚れやすい場所をやさしく整えること」。
高齢になると乾燥しやすくなったり、ちょっとした刺激で赤みが出たり…。
そこに頻繁なシャンプーが重なると、さらに負担になることがあります。
とくに汚れやすいのはお尻、足先、口まわり。
ここを中心に短時間で整えてあげるだけでも、清潔さはしっかり保てます。
40℃前後の蒸しタオルでやさしく拭き取り、必要に応じてシャンプータオルやドライシャンプーを併用するのもおすすめです。
汚れやすい部位の部分ケア
- お尻・肛門周囲
- 足先・肉球まわり
- 口周り・涙やけ部分
短時間で終える工夫
- ケアは5〜10分以内を目安に
- 体が冷えない室温で行う
- 1日で完璧にしようとしない
「今日はここだけできたら十分」。そのくらいの気持ちがちょうどいいです。
寝たきりだったり体力が落ちていたりする場合は、清潔さよりもまず「負担を減らすこと」。それが健康を守るコツだったりします。
シャンプー頻度は1~2か月に1回
老犬のシャンプー頻度は、一般的に1〜2か月に1回が目安とされています。
若い頃と同じ頻度で洗うと乾燥の原因になるので要注意です。
さらに入浴は思っている以上に体力を使うため、心拍数や呼吸数が上がり、循環器系への負担にもなってしまうこともあります。
回数は「その子の今の状態」で決めることが大切です。
皮ふ状態や体力別の頻度目安
- 健康な高齢犬:
1〜2か月に1回。体力が安定していれば十分。乾燥対策を意識する。
- 皮ふトラブルがある犬:
獣医師の指示に従う。薬用シャンプーを1〜2週ごとに使う場合もあり、自己判断は避ける。
- 寝たきりの犬:
体力消耗を避け、部分ケアを中心にする。
「前は平気だったから」ではなく、「今どうか」を見る。
それが、老犬ケアのいちばんの軸になります。



私の愛犬は基本は2か月に1回。
体調や季節に合わせて調整しているよ!
老犬のシャンプーの仕方


体力や関節機能が落ちている老犬にとって、シャンプーは想像以上に大きな負担になります。
愛犬のストレスを減らす工夫がとても大切です。
- 老犬のシャンプーのやり方のコツ
- シャンプーするときの3つの注意点
- 「お湯だけ洗い」で負担を減らす
老犬のシャンプーのやり方のコツ
老犬のシャンプーのコツは、「短時間・低刺激・姿勢の工夫」。
この3つを意識するだけで、負担はぐっと変わります。
- 短時間:
事前に道具を準備し、10〜15分以内で手早く洗い流す。準備が9割、は本当にその通りです。
- 低刺激:
無香料で低刺激の犬用製品を使い、肌への負担を抑える。肌が敏感になっている子も多いので、香りよりも、やさしさ優先で。
- 姿勢補助:
滑り止めマットや支えを使い、安定した姿勢を保つ。足元が安定するだけで、ストレスが軽くなります。
シャンプーするときの3つの注意点
始める前に体調チェックを。
食欲はあるか、呼吸は落ち着いているか、歩き方はいつも通りか。
少しでも「いつもと違う」と感じた日は、思い切って延期する判断も大切です。
お湯は36〜38℃を目安に。
熱すぎると体力を奪い、ぬるすぎると体が冷えてしまいます。
寒暖差の少ない、日中の暖かい時間帯を選ぶのもポイントです。
中断サインは?
震えや荒い呼吸、ふらつきが出たら即中止。「もう少しだけ」は禁物。
勇気あるストップが体を守ります。
「お湯だけ洗い」で負担を減らす
「お湯だけで洗う」という方法もアリです。
シャンプーを使わないぶん刺激が少なくて済みますし、すすぎの時間もカットできます。
わが家ではこの「お湯だけ洗い」を何年も続けていますが、清潔はちゃんとキープ。
普段はお湯だけ、もしくはシャンプーをちょっとだけ使ってサッと。汚れが気になるときだけ、しっかり洗う感じです。
毎回フルコースにしなくていいと思うと気持ちもラク。ワンコも私も、負担がぐっと減りました。
※お湯洗いのくわしい方法は、【簡単】犬をお湯だけでシャンプーする方法で紹介しています。
※マイクロバブルシャワーヘッドは、お湯だけ洗いの洗浄力を上げてくれます。
詳細は、【犬の風呂嫌い改善】マイクロバブルシャワーヘッドの効果とおすすめ5選をご覧ください。
シャンプー選びは「やさしさ」基準
老犬のシャンプーやケア製品選びで、大切なのは「やさしさ」です。
選び方やおすすめ製品を紹介します。
- おすすめのシャンプー
- おすすめのドライシャンプー
- 老犬を守る保湿剤
おすすめのシャンプー
老犬におすすめなのは、低刺激で短時間で洗えるタイプのシャンプーです。
選ぶなら、アミノ酸系や植物由来の洗浄成分を使ったもの。
無香料・無着色で、余分な刺激をできるだけ避けられるものだと安心です。
泡切れのよいタイプならすすぎ時間を短くできるので、体力が落ちてきた老犬にピッタリ。
ヒアルロン酸やシアバターなどの保湿成分が配合された製品や、最初から泡で出てくるタイプも心強い存在です。


出典:わんにゃん薬局
おすすめの理由
- 弱酸性の保湿シャンプーで、敏感肌やアトピーの犬にも使える。
- 犬に適したpHバランスでしっとりした洗い上り。
| 配合成分 | オートミールエキス、アロエベラエキス |
| 内容量 | 250ml・500ml |
レビューコメント
・アレルギーによる肌あれがほとんど出なくなりました。
・洗い上りのスッキリ感がいいです。保湿力がありフケも落ち着きました。
250ml
500ml


出典:わんにゃん薬局
おすすめの理由
- 天然由来の成分が皮ふトラブルの予防や改善に効果を発揮。
- 皮ふのバリア機能や免疫力を高める効果もあり、お肌を整える。
| 配合成分 | ニーム、イノンド |
| 内容量 | 200ml・450ml |
レビューコメント
・柴犬に使用。肌あれが減り、ニオイも気にならなくなりました。
・皮ふが弱いのですがヒマラヤのシャンプーなら状態が良くなります。洗浄力もあり、ニオイも取れるのでお気に入りです。
200ml
450ml


出典:わんにゃん薬局
おすすめの理由
- 泡状で出てくるので汚れをやさしく取り除くことができ、シャンプー時間も短縮。
- 肌へのやさしさを最優先に開発され、敏感肌の犬にも安心して使える。
| 配合成分 | 水、ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸TEA ほか |
| 内容量 | 200g |
レビューコメント
・皮ふの弱いうちの子に唯一使えたシャンプー。何度もリピートしています。
・肌の弱いゴールデンに使用。泡立てる手間がないので非常に便利です。


出典:わんにゃん薬局
おすすめの理由
- シャンプーとコンディショナーがひとつになっており、シャンプー時間を短縮。
- 高品質のハーブ配合で被毛や皮ふトラブルの軽減や予防に。
| 配合成分 | ブッソウゲ種子エキス、ニンバ種子、サタヴァ種子、Rusmari種子、カランジャ種子 |
| 内容量 | 200ml |
レビューコメント
・真夏は皮ふトラブルで大変だったのですが、これを使ってから調子がいいです。
・気になる場所に塗ってサッと流せば、かなりきれいになります。リピ確定です。
おすすめのドライシャンプー
「今日はちょっと体調が心配かも」「寒いし、ぬらすのは負担かな…」そんなときに頼りになるのが、ドライシャンプーです。
水を使わずに汚れや臭いを軽減できるため、体への負担をぐっと抑えながら清潔を保てます。
泡タイプ、ミストタイプ、拭き取りシートタイプなど種類もさまざま。
ただし表面のケアが主体になるため、皮脂や汚れがしっかり蓄積している場合は適切な水洗いが必要です。
普段のケアの合間に上手に取り入れることで、入浴回数を無理なく減らしながら清潔をキープできます。


出典:わんにゃん薬局
おすすめの理由
- 水で洗い流す必要がないスプレータイプ。
- 犬の肌にやさしい天然成分配合で、スキンケア・消臭・虫よけを一度にケアできるマルチスプレー。
| 配合成分 | シトラス、ベチバー、バジル |
| 内容量 | 150ml |
レビューコメント
・意外と良かったからリピート。スプレーしてからブラッシングすれば、毛並みがきれいになって、ニオイも消えます。
・害虫の忌避はわからないですけど、毛並みが良い感じになって、いい香りになるので結構いいアイテムです。
老犬を守る保湿剤
老犬の皮ふは乾燥しやすくなるため、「洗う」こと以上に「守る」ことが大切になってきます。
乾燥が、かゆみや炎症、フケ、臭いの原因につながることがあるからです。
とくにシャンプー後の皮ふは、想像以上にデリケートな状態。
グリセリンやヒアルロン酸などの保湿成分を含む犬用保湿剤を取り入れて、皮ふトラブルを予防してあげたいですね。


出典:わんにゃん薬局
おすすめの理由
- 皮ふバリア機能を支えるセラミドを配合。スプレーするだけで、肌に潤いを与え、乾燥から守る。
- 獣医師と薬剤師の共同開発。抗炎症サポート・体臭予防など5つの働きで、すこやかな皮ふへ。
| 配合成分 | 水、BG、グリセリン、グリチルレチン酸ステアリル、ペタイン、アラントイン ほか |
| 内容量 | 200ml |
レビューコメント
・保湿力もなかなか高く、香りも素晴らしいです。肌あれもほとんど起こらないようになりました。
・シュッとするだけなのでケア時間がほんの一瞬です。効果は思いのほか高く、愛犬が体をかゆがらなくなりました。


出典:Amazon
おすすめの理由
- シャンプー後の乾燥を防ぐ保湿ローション。失われた潤いをしっかり補給する。
- 動物病院とトリミングサロンのノウハウを融合し、安全性にこだわって作られている。
| 配合成分 | 水、デキストリン、ベタイン、ユズセラミド、セラミドNP、セラミドNG ほか |
| 内容量 | 200g |
レビューコメント
・洗い流さなくてもいいので便利。保湿力も十分で、乾燥肌で困っていた愛犬にピッタリです。
・肌が弱い子のシャンプー後に使うと良い感じに保湿してくれます。持続力は少し足りないかな。


出典:Amazon
おすすめの理由
- 保湿成分が豊富に配合されており乾燥から守り、体臭を抑える効果も期待できる。
- 獣医師監修なので信頼性・安全性が高い。
| 配合成分 | 水、BG、グリセリン、ユズ果実エキス、システイン オリゴメリックプロアントシアニジン ほか |
| 内容量 | 150ml |
レビューコメント
・量さえ守ればとても使いやすい。つけすぎるとベタつくから要注意。
・トリマーさんの勧めで購入しました。かなりうるおいのある肌になり、気になるニオイもなくなって本当にうれしいです。
老犬のシャンプーを頼めるサービス


高齢になると体力の低下や持病の影響で、自宅でのシャンプーが思った以上に大きな負担になることがありますよね。
そんなときは、老犬対応の専門サービスを上手に頼るのもひとつの方法です。
- 老犬のシャンプーをしてくれる店
- トリミングを断られた!出張対応は?
老犬のシャンプーをしてくれる店
老犬対応を明示しているサロンは、ここ数年でぐっと増えてきました。
老犬の状態に合わせて丁寧にシャンプーしてくれるため、飼い主さんも安心して預けられます。
こんな安心ポイントがあります
- 体調を最優先に、心拍・呼吸をこまめにチェック
- 立っていられる時間を確認しながら工程を調整
- 必要に応じて、途中で休憩を挟み、中断も可能
こんなやさしいサロンを選べば、高齢ワンちゃんもストレス少なめでスッキリきれいになれますね。
今日は #トリミング に行ってきました✂️若返ったよ~🐶✨ 完全予約制、預りはウチノコだけで安心。老犬も対応してくださるサロン、感謝しかないです。
— mayumi (@mayumayu322) May 8, 2021
新しいヘアスタイルもすてきでしょ。#秘密結社老犬倶楽部 #ヨーキー #老犬 #19歳 pic.twitter.com/JTvPzFCoi2
トリミングを断られた!出張対応は?
じつは、老犬に対応していないサロンはまだ多いのが現実…。
対応してくれる場合でも、移動や慣れない環境でのシャンプーで愛犬がぐったりしてしまうのも、正直、心配です。
そんなとき心強いのが、老犬向けの出張トリミングです。
自宅やトリミングカーで施術してもらえるため、移動ストレスを大きく減らせて安心です。
老犬介護で二十歳を目指す。本日は「ワケあって訪問シャンプー」。15歳のチワワちゃん。カット犬種じゃないけどシャンプーと部分カットはしたい。でも、高齢になり、てんかん発作からサロンに通えず。そこで訪問シャンプー。無事にシャンプー、部分カットを終えてさっぱり顔でママさんと1枚。 pic.twitter.com/y0Bf12H0u8
— すぎまり@老犬介護で2260頭を幸せにした専門家 (@petcareosk1) June 24, 2023
うちの近所のサロンでは、「シャンプーは少なめで手早く」「今日はブラッシングだけ」「爪切りと耳掃除のみ」といった要望にも柔軟に応じてもらえると聞きました。
ご近所さんやかかりつけの動物病院に聞いてみると、「あそこのサロンは出張もしてくれるよ」という情報が意外と手に入るので、普段からアンテナを張っておくのがおすすめです。
まとめ: 老犬のシャンプーは「今の体調」に合わせて選ぶ
老犬のシャンプーについて解説してきました。
もう一度ポイントをおさらいすると:
- 頻度は1~2か月に1回を目安に、その子の様子を見ながら調整
- 部分洗いや蒸しタオルを上手に活用
- 少しでも体調が優れない日は、迷わず延期でOK
犬のシャンプーは、「きれいにすること」が目的のはずなのに、気づけば頑張らせすぎてしまうこともあります。
「きれいにする」より、「疲れさせない」が大事です。
その子に合ったケア方法で、のんびり続けていきましょう!












